「ガラス瓦は何のために使うの?」
「メリットや費用が知りたい」
ガラス瓦という聞きなれない言葉に疑問がある人もいるでしょう。
この記事ではガラス瓦について詳しく解説していきます。
具体的には以下の疑問を解決していきます。
ガラス瓦とは?
ガラス瓦のメリットとデメリット
どんな人におすすめなのか
費用や工期はどのくらいなのか
ガラス瓦はどんな屋根に使えるのか
ガラス瓦が気になっている人や、興味のある人の参考になれば幸いです。
なお、雨漏りが心配な方は「雨漏りが起こる前に知っておきたいこと」をご覧ください。
ガラス瓦とは、言葉の通り「ガラスで作られた瓦」です。
屋根に使用すると、屋根から日光を家の中に取り入れることができます。
ガラス瓦は天窓(トップライト)の代わりになる屋根材です。
使用すれば、天窓を設置するための大規模工事が必要なくなります。
ガラス瓦は、新築、中古住宅の、瓦屋根に使用できます。
工事方法としては、天井の光を取り入れたい場所に下地ユニットを取り付けし、上からガラス瓦を施工します。
ガラス瓦を使うメリットは3つあります。
採光性能が高い
施工性がよく、価格が抑えられる
天窓より外観に変化が少なく、雨漏りの心配が少ない
詳しく解説していきます。
太陽光の透過率が非常に高いので、家の中が驚くほどオシャレに明るくなります。
また、光のレイアウトも自由に決められるのが大きなメリットです。
木漏れ日のような気持ちよさを、自宅でいつでも体感できるでしょう。
天窓の取り付け工事とは違い、既存屋根に簡単に取り付けることができます。
大幅な工期の短縮のほか、廃材や材料の費用、工賃を抑える事が可能です。
ガラス瓦を使用するデメリットは、主に2つです。
汚れが気になることがある
夏場は暑くなったり、冷暖房の効率が下がったりする
以下では詳しく解説していきます。
屋根がスケルトンのような構造になっていますので、ゴミや砂埃、鳥の糞など付着が気になる場合があります。
気になる汚れがある場合は、自分で掃除するか、業者にメンテナンスをしてもらいましょう。
日光が注ぎ込んで来るので、夏場などは暑くなりがちです。
家の中で冷暖房を使用していても、ガラス瓦から熱損失をするので、冷暖房の効きが普段より悪く感じてしまう恐れがあります。
オプションでブラインドなどを取り付けることで対策ができます。
ガラス瓦がおすすめの人は以下となります。
家の大規模工事はせずに天窓が欲しい人
室内のデザイン性を高めたい人
低価格で自然光を家に取り入れたい人
ガラス瓦は簡単な工事で取り付けることが可能です。
暗い北向きの部屋などに設置することで、部屋自体が生まれ変わります。
天窓は値段が高いですが、ガラス瓦にすることで、割安で自然光を好きな所に取り入れられるでしょう。
ガラス瓦の費用相場は6〜10万円程度です。
下地ユニットの規格は、横が367mm、縦が740mmを想定しています。
上記の下地ユニットとガラス瓦(和製瓦)を8枚使って価格は7万円程度となります。
ガラス瓦は下地ユニットの寸法が決まっているので、他の瓦に合わせた形になります。
他にも、リフォーム業者の工賃などが加わってきます。
普通の瓦の交換費用が、1平方メートルあたり1〜2万円くらいです。
ガラス瓦を施工する時に必要な工事としては以下があります。
野地板をカット
下地ユニットを付ける
止水処理
屋根の状態や家の状況、リフォームする面積などによりますが、普通の瓦屋根の工賃よりはガラス瓦は高くなるでしょう。
ガラス瓦は、既存の屋根の瓦に合わせたサイズで作られています。
「和型」と呼ばれるものが3種類あるほか、たいらな瓦の「平板HY型」、洋風粘土瓦の「洋S型」とタイプがたくさんあります。
和型と呼ばれるガラス瓦は3種類あり、「53A型」、「53B型」、「和56.60型」というものです。
これらはJIS規格で定められている規格になります。
地域ごとに、以下の瓦を使うケースが多いです。
「53A型」は関東や中部地方
「53B型」は中国地方
「56.60型」は近畿地方から西側
基本的には、どの屋根にも合うように製造されていますので、リフォームをお考えの際には近くの工務店に規格が合うかどうかを聞いてみましょう。
家に日光を取り入れたい時に簡単で安く、手軽に実現してくれる屋根材がガラス瓦です。
ガラス瓦を開発した会社は「AGC」(旭硝子)という世界最大手のガラスメーカーなので、保証もしっかりしています。
屋根からの採光で天窓をつけることをお考えの方は、ガラス瓦も検討してみてください。
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