家の屋根は、土地の環境に合わせて様々な材質で作られています。
屋根の材質は時代の流れとともに改良されていき、より強度が高く長持ちする素材が世に出回るようになりました。
その代表的な材質が「金属」です。
なかでも「ガルバリウム」という素材は、「トタン」を改良したことで高い強度と耐用年数を実現した金属素材です。
家を建てるなら、屋根の材質にもこだわりたいところですよね。
この記事では、金属屋根の性能や特徴を材質別に紹介します。
記事後半ではおすすめの屋根の材質も紹介します。
金属屋根の共通点は「メッキを塗った金属の板」です。
材質別の大まかな特徴は以下のとおりです。
ガルバリウム:最も人気で、40年程度の耐用年数
トタン:最も安価でサビやすく、8〜10年程度の耐用年数
ブリキ:サビやすいため屋根材には向かない
ステンレス:最も高価でサビにくく、50年以上の耐用年数
ひとくちに金属屋根と言っても、強度や価格に大きく差があります。
以下では、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
最も人気がある金属屋根が「ガルバリウム鋼板」で作られたものです。
耐食性に優れているためサビにくく、40年以上の耐用年数があるとも言われています。
ガルバリウム鋼板の成分は、以下のとおりです。
アルミニウム(Al)55%
亜鉛(Zn)43.4%
ケイ素(Si)1.6%
これらの合金を金属の板にメッキしたものが、ガルバリウムです。
トタンは、金属の板を亜鉛(Zn)でメッキしたものです。
他の材質に比べて安い点がメリットです。
耐用年数は8〜10年と比較的短く、一度サビが発生すると進行しやすいのがデメリットです。
進行したサビを放っておくと、雨漏りに繋がることがあります。
屋根に穴があく前に、塗装してサビの進行を抑えましょう。
ブリキは、スズ(Sn)でメッキされた金属の板です。
プラスチックが普及する前はおもちゃの材料としても使われていました。
他にも建物の雨どいに使われていたこともあります。
食器などでおなじみのステンレスの特徴は、サビに強いことです。
金属部分がステンレスで作られている屋根材はサビにくく、耐用年数が50年以上と極めて長くなっています。
他の材質に比べて塩害に強いため、主に海沿いの建物に使うことが多いです。
しかし、初期費用が非常に高いデメリットもあります。
屋根材でおすすめできるのが「ガルバリウム」です。
なぜなら、トタンやブリキに比べて耐久性に優れ、ステンレスに比べて安価だからです。
それでは、ガルバリウムを屋根として使うにあたり、おさえておきたいポイントを紹介します。
ガルバリウムは、通常なら40年ほどの耐用年数があると言われています。
トタンの耐用年数が約8〜10年であることを考えると、ガルバリウムは非常に高い耐久性が高いと考えられるでしょう。
ガルバリウムは条件によっては腐食しやすくなり、耐久性が落ちてしまいます。
以下の3点はガルバリウムの耐久性を落とす主な原因ですので避けるようにしましょう。
屋根の勾配がゆるい
水溜まりができる
土や砂が堆積する
3つの条件が揃った場合、腐食速度が10倍以上も加速すると考えられています。
耐久年数が長いとはいえサビないわけではないので、およそ10年に1回のペースで、屋根塗装でサビ防止をしましょう。
金属屋根に使われている代表的な材質は、ガルバリウムとトタン、ステンレスです。ブリキは屋根材に向かないため滅多に使いません。
予算と耐久性のバランスを考えたときに、一番おすすめなのは「ガルバリウム」でしょう。
トタンに比べてサビにくい構造であり、ステンレスほど高額ではないためです。
ガルバリウムは通常であれば40年ほどの耐用年数を誇りますが、メンテナンスをしないと寿命が短くなります。
10年に1回のペースで屋根の塗装を行い、サビの進行を抑えるとよいでしょう。
放置するとサビが進行して屋根に穴をあけてしまうため、早めに業者に相談しましょう。
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