単管パイプは、建築工事で用いられる機材のひとつです。
足場で使用することが多く、実際に目にしたことがある人も多いでしょう。
単管パイプはホームセンターでも簡単に手に入り、DIYの材料として人気を集めています。
今回は、単管パイプを使用して自転車置き場や車庫の屋根をDIYする方法をご紹介します。
屋根の設置をDIYにするか業者に頼むかで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
「屋根を作るなんて、特殊な工具が必要なのでは?」「難しいのでは?」と思う人もいらっしゃるかと思います。
しかし、単管パイプを使えば一般人でも屋根を作ることができます。
単管パイプでどうやって屋根を作るのか、具体的に手順を見ていきましょう。
まずは、単管パイプで柱を作る時に必要になる「基礎」を作っていきます。
基礎の作り方は大きく分けて2種類あります。
固定ベースを地面に固定する方法
単管ブロックを使用する方法
固定ベースとは、パイプを固定するための専用の敷板金具のことです。
四隅に穴が開いているため、アンカーと呼ばれるボルトを打ち込んでから固定ベースを使用します。
単管ブロックとは、一般的な単管パイプが入るブロックで、単管パイプを組み立てるときの基礎になります。
置いて使うこともできますが、地面に埋めることで基礎としての強度が上がります。
基礎ができたら、単管パイプを組み立てていきましょう。
まず、地面に対して垂直に支柱を4本建てます。
ホームセンターなどに売っている水平器を使用しましょう。
水平器とは、水平かどうかを調べるための道具です。
支柱を4本建てたら、ご希望の屋根の傾斜になるように、支柱に対して横方向に単管パイプを固定していきます。
単管パイプを垂直に固定する場合は直交クランプをつけてください。
角度をつける場合は自在クランプを使用しましょう。
直交クランプは、2本のパイプを90度で固定できます。
自在クランプは任意の角度で固定できます。
大きい屋根を作る場合は、柱と柱の間に斜めに単管パイプを固定して筋交いを入れると安心です。
支柱と屋根の基礎が完成したら、次に垂木を固定していきます。
垂木とは、屋根板を支えるために取り付ける木材で、単管パイプで屋根を作る際にも必ず必要になります。
30〜40cm感覚で均等に垂木を固定していきましょう。
この際に、角材を乗せてネジを留めるだけでよい「垂木クランプ」があると非常に便利です。
垂木を固定したら屋根を取り付けます。
屋根の素材はポリカーボネート製の波板が一般的です。
波板には、半透明の物と透明なものがあります。
採光や夏の暑さを考慮しながらお好みで選びましょう。
波板を重ねる場合は、2.5山以上重ねることが好ましいです。
強度が上がり、雨漏りも防止してくれます。
波板が山のように出っ張っている部分1つにつき1山です。
最後に、波板と垂木を波板取付けビスで固定すれば完成です。
波板の合わせ目の最初の山と、5山ごとの固定を行いましょう。
上記に挙げた材料は一例です。
他にも工具や材料が必要となるでしょう。
DIYなら、車庫ほどの大きさの屋根を組み立てても10万円程度で完成させることが可能です。
業者に屋根を作ってもらう場合は、30万円以上することもあるため、非常に安く済むでしょう。
単管ブロックの屋根は、自作すれば費用が安く済むため、DIYをする人も非常に多いです。
しかし、慣れていないと予想以上に時間がかかったり納得のいく仕上がりにならなかったりします。
時間と手間がかかってしまうことや、安全性が高いとは言い切れない点を考慮すると、屋根の取り付けは業者に頼んだ方が安心です。
もし、屋根の取り付けで悩んでいましたら、まずはお気軽にご相談ください。
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