「ニューライナールーフィングって一体なに?」
「自分でも調べてみたけど、専門用語が多くてよく分からない」
リフォームの見積書に目を通すと、見慣れない建材の名前が次々と現れます。
「よく分からないままリフォームを進めるのはなんだか不安」と思ってしまうのも無理はないでしょう。
それぞれの商品情報についてはインターネットで検索すればすぐに見つけられます。
しかし、メーカーの公式サイトに掲載されているものは基本的に業者向けの情報です。
建設業に携わる方でもない限り、メーカーの商品説明を読み解くのは非常に困難だと言えるでしょう。
この記事では、ニューライナールーフィングについて専門用語を噛み砕きながら説明します。
ニューライナールーフィングは、田島ルーフィング株式会社が販売する下葺材(したぶきざい)の一種です。
ニューライナールーフィングは、下葺材の中でも「改質アスファルトルーフィング」という種類に分類されます。
下葺材は、屋根材を支えている「野地板」という建材の上に敷かれます。
また、下葺材は「ルーフィングシート」や「アスファルトルーフィング」と呼ぶこともあるので頭の片隅に入れておいてください。
もちろん、一般的なイメージの通り雨水のほとんどは屋根材で防がれます。
ただ、実際のところ屋根材にはどうしても細かな隙間ができてしまうものです。
経年劣化によって屋根材が剥がれてしまうことも珍しくありません。
おそらく、下葺材と聞いてどんな役割を持つ建材か説明できる方はほとんどいないでしょう。
しかし、下葺材は、私たちが雨漏りの不安を抱えずに安心して暮らすためには決して欠かすことのできない建材なのです。
改質アスファルトルーフィングとは、その名の通りアスファルトルーフィングを改良した下葺材です。
単に「改質アスファルト」もしくは「ゴムアスファルトルーフィング」と呼ばれることもあります。
もともと下葺材はアスファルトルーフィングという種類が一般的でした。
アスファルトルーフィングが下葺材に使われていた理由は、アスファルトが持つ高い防水性にありました。
ただ、アスファルトルーフィングは高い防水性を持つ一方で温度変化に弱いという弱点を持っていました。
改質アスファルトルーフィングは、温度変化に強くなるよう化学的な調整を加えています。
そのため防水性だけでなく、温度変化にも強い下葺材になりました。
ニューライナールーフィングのメリットは以下の通りです。
耐久性が高い
温度変化に強い
引張性能や引裂強度が高い
メリットを知れば、ニューライナールーフィングが採用される理由も自然と理解できるでしょう。
ニューライナールーフィングは従来のアスファルトルーフィングと比べて3倍以上の耐久性を持っています。
普通のアスファルトルーフィングの耐久性は10年ほど。
ですが、ニューライナールーフィングは30年の耐久性が試験で確認されています。
屋根には季節の移り変わりや直射日光の影響で温度変化による強い負荷がかかります。
しかし、ニューライナールーフィングは温度変化に強くなるよう改良された下葺材です。
劣化しないわけではありませんが、従来のアスファルトルーフィングよりも温度変化による影響が少なくて済みます。
ニューライナールーフィングは引張性能が高い下葺材です。
引張性能が高いということは弾力があると言い換えられます。
弾力のある下葺材であれば施工時に打ち込む釘と釘穴の隙間が小さくなるため、防水性が高まります。
ニューライナールーフィングは引裂強度が高い下葺材でもあります。
引裂強度は、引きちぎろうとした時にどれくらいの力が必要かを示す指標です。
できるだけ強い力に耐えられる下葺材の方が優れた建材だと言えますよね。
ニューライナールーフィングのデメリットは、通常のアスファルトルーフィングよりも費用がかさんでしまうことです。
その分、性能は従来のアスファルトルーフィングよりも優れています。
メンテナンスが少なくて済むなど、長期的に考えれば決して悪くない選択だと言えます。
ニューライナールーフィングは、下葺材の中でも性能が高いとされる改質アスファルト製の商品です。
やや高価な建材ではありますが、それだけ性能は高くて安心して使える下葺材だと言えるでしょう。
リフォームの見積書で商品として含まれていても問題のない商品ですので、安心して利用してください。
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