室内の温度にも関わる屋根の換気「棟換気」について知っていますか?
「換気棟」とはご存知ですか??
実は知られているようであまり浸透がな換気棟。
今回詳しくご紹介いしますので是非参考にしてみて下さいね。
換気棟とはその名の通り、屋根裏の換気(湿気や熱気を排出)を行うための棟になります。
コロニアルなどのスレート系の屋根やガルバリウム鋼板などの板金系の棟が使われているときに
使用されることがある棟になります。
どの棟でも使われているわけではなく、使われている屋根と使われていない屋根がある
というところをおさえて下さいね。
そもそも屋根裏の換気を行うとどうなるのか。
屋根裏の換気を行なわない場合屋根裏の気温は60度まで上昇すると言われております。
とても暑いということが容易に想像できますね。
このように暑い環境だと木造の建物の場合木に必要な水分まで蒸発させてしまい、
重要な躯体部分の傷みの進行が早くなってしまいます。
また、屋根裏の熱はそのまま室内へ伝わっていることが分かっています。
そのため、生活空間が暑くなりエアコンの効きも悪くなってしまう傾向にありますので、
やはり屋根裏換気はとお家にとって重要なシステムになります。
棟換気の大まかな役割としては先ほどもお話した通り、屋根裏の換気(湿気や熱気を排出)を行うための棟になります。
知っている方も多いと思いますが、暖かい熱は上に行き、冷たい空気は下に下がっていきます。
そのため、屋根裏の中でも、上に暑い熱がいきますので棟に換気を取り入れることで効率的に
換気を行うことができます。
そのため、換気棟を使用している屋根裏は比較的気温が上昇しにくい傾向になります。
しかしそんな効率的な換気棟ですが、使用されていない家も多いことが現状です。
それはなぜなのでしょうか。
換気棟を使用していない1番の理由として「雨漏れの可能性が高い」ということです。
換気棟は雨漏れがしないように設計されているためしっかりとした施工をすると雨漏れの可能性は
低いと言えます。
しかし雨漏れが発生してしまうと、屋根の工事を行う必要がありますので新築の売上分をすべて
補修工事にあてないといけいことになります。
そのため新築を行う建築事務所やハウスメーカーはリスクを最小限にするためにも
換気棟を扱わない(勧めない・紹介しない)方が多いことが現実です。
棟換気を使わない場合はどのような換気を使用するの?
軒換気とは軒部分についている換気のことです。
住宅で最も使用されている換気のとり方ですが、換気効率を考えると一番換気効率が悪い換気のとり方です。
また妻壁部分に換気をとりつける「妻壁換気」などがあります。
ガラリと呼ばれる専用の換気口を取り付ける方法になります。
現在換気の種類を3つご紹介していきましたが、実は換気の併用も可能です。
1つ行うより確実に換気の効果は高まります。
オススメとしては軒換気+「棟換気」または「妻換気」になります。
上に上がってくる熱を「棟換気」または「妻換気」から逃がし、下に残っている熱を
軒換気部分から逃がすことでより効率的に換気を行うことができますね。
「換気を取り付けたい!!でも今の家は軒換気しかない・・・」
そんな方でも換気を取り付けるリフォームを行うことは可能です!!
しかし換気を新設するということは新しく穴をあけるということです。
施工の方法に不備が当たりすると場合によっては雨漏れが発生してしまうことがあります。
施工は経験豊富な屋根やさんに依頼することを進めします。
雨漏れが発生してしまうと家の寿命も短くなり、更に補修工事が必要になってしまう
可能性もあります。
リフォームを行う場合は業者の見極めが重要です。
いかがでしたか?
棟換気は上昇する屋根裏を効率的に換気を行ってくれるため
屋根裏の空間を整え、更に室内へ熱が伝わることを妨げてくれるため
省エネ効果もあります。
高気密高断熱の家が多くなり、24時間換気住宅が増えているこのときに、
換気について深く考えてみるといいですね。
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