塗装工事と防水工事の違いとは。塗装工事の防水はどうなっているのか
屋根の塗装や外壁の塗装工事を行いたいという方には
是非知っておいてほしいですが、「塗装工事」=「防水工事」と思っている方も
少なくありませんが、実は「塗装工事」=「防水工事」ではありません。
今回は「塗装工事」と「防水工事」の違いについてご紹介していきたいと思います。
屋根の塗装工事の役割とは「美観を整える」「建物の保護」です。
それぞれ細かく見ていきましょう。
まずは美観を整えるという役割があります。
お家は雨ざらし日ざらしで常に雨の影響を受けています。
そのため、10年以上が経過すると褪色が始まったり、
カビやコケが生えてきて美観が損なわれていることがほとんどです。
そんな家を塗装することで、まるで新築のような見た目にしてくれるのが塗装工事です。
築20年の家もこのようにと問うを行うことできれいになります。
また、塗装工事では色を変えることもできるので気分転換やはやり色合いに
することができます。
塗装工事では建物を保護する機能があります。
保護するということは「防水なのでは?」雨漏れ防止にもなる。と
思われるかもしれませんが違いますね。
建物は紫外線や雨水を直接受けており、屋根材・壁材などはどんどん劣化していきます。
塗装工事はそんな屋根材・壁材を紫外線や湿気から守るために行うのです。
そのため、塗装工事を行ったからと言って、もし屋根構造部分の防水シートなどが劣化していたら
建物内部に水が侵入してしまいます。
防水工事とはその名の通り、水が建物内部に侵入することを妨げてくれます。
防水の中にもいろいろな種類があり「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」などがあります。
防水工事は主に「ビルの屋根」「陸屋根の戸建て」「ベランダ床」などに施されています。
「一見塗装工事と同じなのでは?」と思うかもしれませんが、塗装と膜圧と防水層の膜圧は
全く違います。
こちらが防水工事を行ったときの写真ですが、防水膜がしっかりとついていることが分かりますね。
塗装工事の膜圧はここまで厚くありません。1㎜もないほどです。
防水と塗装は全くのべつものですね。
屋根の場合はこちらの緑のシートが防水加工になります。
こちらは「改質アスファルトルーフィング」といって水を弾き内部に水を侵入させないよう
に行う加工になります。
屋根材の隙間から水が侵入した場合こちらの防止ルーフィングの上を水が流れ落ちて
内部に侵入させることはありません。
そのため屋根の場合は雨漏れ対策を行うのならば、塗装工事ではなく内部の下地や防水シートを
張り替えるなどの「葺き替え工事」や「葺き直し」工事をすることが必要です。
「塗装工事」と「防水工事」の違いがお分かりいただけたでしょうか。
塗装工事は防水とは違い「屋根材や壁材」を紫外線や湿気から防いでくれる役割があります。
塗装工事に防水機能がないからと言って塗装工事をしなくてもいいというわけではありません。
屋根材や外壁材が劣化してしまうと、内部への影響が多くなり劣化速度も急速に早くなります。
塗装工事も大切なメンテナンスということは忘れないでくださいね。
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