街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます（＾＾）

「破風」とは一体何のことでしょう。
屋根の部位のひとつなのですが、その名前を耳にしたことある方は少ないかもしれませんね。
屋根には、「破風」以外にもいくつかの名称を持つ部位があります。

今回は、破風を含めた屋根周りの部位について見ていきましょう。

破風ってどこにある？

破風は、屋根の側面にある部分のひとつで、非常に重要な役割を持っています。
まずは、この、「破風」「鼻隠し」「ケラバ」について併せて見てみましょう。

破風

鼻隠し

ケラバ

破風板と鼻隠しの役割

前述の通り、破風板と鼻隠しについては、どちらも外壁から飛び出した屋根についている部分で共通しており、ほぼ同じ役割を持っています。
そして、作られる素材も同じものを使用することがほとんどです。

屋根の耐風性の向上

屋根はその形に関係なく、吹き下ろしてくる風への耐性はあるのですが、下から吹き上げられるような風にはあまり強くありません。
そもそも、吹き下ろしてくる風に対しては屋根だけでなく柱や壁でも支えることができますが、吹き上げてくる風に対しては屋根自体の重さや、固定している釘や接着剤等の力だけで耐えなくてはならないことも要因です。

破風板や鼻隠しの板が屋根の先端に取り付けてあることで、この屋根を吹き上げてくる風を分散させることができ、耐風性を向上させています。

雨水の浸入防止

台風などの強風時の雨は、屋根の真横から打ち付けるように降りかかってきます。
破風板・鼻隠しは、前述の通り風を分散させますので、風によって流されてくる雨もそれによって分散されます。
その結果、屋根と外壁材が接合されている部分へ入り込みにくくすることで、雨の吹き込みを防いでくれます。

美観の向上

屋根には、野地板やそれを支えている垂木といった下地部分がありますが、お住まいの中身である構造はほとんどが隠すように作られています。
構造部分が見えると雑然としているように見えたり、建築中や修繕中のように見えてしまいます。
これらの部分を隠すことですっきりとした見た目が実現します。

防火性への考慮

破風板や鼻隠しは耐風性や雨水への対策を考え、破風板には強度があり、ある程度の厚みを持った木材が使われていました。

厚みのある木材を使うことで、表面が燃えて炭化してしまえば、燃えていない部分に酸素が供給されにくくなります。
そうなることで、建物内部へ火が回りにくくなります。

現在の破風板は不燃や準不燃の窯業系サイディングのものが使われることが多くなり、更に防火性がアップしています。

雨樋取り付け

これは、鼻隠しのみの役割です。
雨樋を取り付けるところとして鼻隠しは最適です。

雨樋は、屋根の上の雨水を適切に処理するために重要なものであり、この雨樋をしっかりと固定する部分が鼻隠しです。

逆に言うと、雨樋のついている部分が鼻隠し、そうでない部分が破風。となります。

まとめ

「屋根」と聞いたら誰もが想像できるものですが、その屋根の部位については、あまり日常使われない名称が色々とあるようです。
その中でも、「破風」の部分は、損傷に気をつけておかないと雨漏りの原因になったりすることも分かりました。

とはいえ、屋根の上はなかなか普段の生活の中で目にすることが難しい部分です。
そして、いざ「あの部分隙間がありそうだな」「塗装が剥げてきてるな」と分かってもどうしたらいいのか分からない箇所でもあるのではないでしょうか？

そんな時は、私たち、街の屋根やさん鹿児島店にお任せください。
屋根は専門知識がないと逆に損傷を悪化することもある部分ですので、信頼できる屋根のプロにお任せいただくのが安心です。

私たち、街の屋根やさん鹿児島店では、無料点検を行い、状態に応じたお見積りやご提案をさせていただきます。
現状で不具合がある場合はもちろんですが、「そろそろ点検時期かな？」「もしかしたらあれは損傷？」といった状態の確認のためでも喜んで点検させていただきます！

見えないところだからこそ、定期的な点検とメンテナンスをした方が良い。ということを皆様にご理解いただき、おすまいを守っていただけたらと思います（＾＾）