「片流れ屋根に興味があるけれど、どういったものだろうか」
「片流れ屋根のメリットやデメリットを知りたい」
こういった疑問を持っている人は多いでしょう。
この記事では「片流れ屋根」ついて詳しく解説しております。
また、片流れ屋根以外の屋根についても比較して、メリットとデメリットを解説していますので、屋根の形状について検討している方はぜひご活用ください。
片流れ屋根とは、1枚の大きな四角い板が一方向に傾いているような大屋根のことです。
倉庫や工場などでよく見かける屋根で、最近では住宅でも多く利用されています。
シンプルな形状の屋根なので住宅の外観デザインに取り込みやすく、スタイリッシュで
近未来的な住宅デザインの屋根として人気があります。
片流れ屋根はシンプルな構造になっており、他の形状の屋根に比べるとコストが安いのが特徴です。
大きさにもよりますが、施工費用も200万円台からが相場となり、
新築住宅の初期費用を抑えることができます。
次に、片流れ屋根とその他の屋根を比較した時のメリットとデメリットについて解説します。
切妻屋根とは、2つの屋根面が「大棟」という中心から傾斜している単純な形式の屋根です。
切妻屋根と比べた場合の片流れ屋根のメリットには「太陽光パネルが設置しやすい」点が挙げられます。
片流れ屋根が人気となった理由の一つとして太陽光発電の普及があります。
片流れ屋根は、切妻屋根と比べると広い面積でパネルを設置することができます。
片流れ屋根のデメリットとしては、多くの住宅で採用されている屋根であるために
オリジナル性が低いという点があります。
切妻屋根にはほとんどデメリットはないので、デザインが悪くても構わないのであれば
片流れ屋根を選ぶ必要は無いでしょう。
寄棟屋根とは屋根の頂点から4方向に傾斜する屋根をさします。
なお、頂点に大棟の無い屋根は「方形屋根」と呼びます。
片流れ屋根のメリットは、寄棟屋根に比べるとコストが安いということです。
寄棟屋根は切妻屋根と比べてもコストが高いです。
このため、新築住宅の場合に寄棟屋根を選ぶと工事費用が高額となるでしょう。
片流れ屋根のデメリットは、寄棟屋根に比べて外壁を保護できないことです。
寄棟屋根は4方向に「軒(のき)」が張り出しているため、片流れ屋根に比べると外壁を保護できます。
外壁を保護するだけなら、片流れ屋根を大きくして軒を出せばいいのではと思うかもしれません。
しかし、軒を広げすぎると屋根が風の影響を受けやすくなり、吹き飛ぶおそれがあります。
また、見た目のデザインも悪くなってしまいます。
片流れ屋根とその他の屋根を比較した時に、新しく住宅を建てる方で片流れ屋根をおすすめしたいのは
「デザイン性を重視する人」と「建築初期コストを抑えたい人」になります。
下の表は、各屋根のメリットとデメリットを表に表したものです。
参考にしてみてください。
片流れ屋根のデメリットのひとつに、屋根が1方向にしか傾斜をしていないため痛みやすく
雨漏りのリスクが高いということがあげられるでしょう。
解消する方法として、破風板を立ち上げる方法があります。
破風板とは、屋根の妻側(端や先端)に取り付ける板のことで、
屋根の内側に雨風が入り込むことを防ぐ役割があります。
また片流れ屋根では、屋根で受けた雨水がすべて1方向に流れてしまうため、
雨樋が破損しやすいというデメリットがあります。
これを解消するためには、大きく丈夫素材で雨どいを設置することをおすすめします。
片流れ屋根はシンプルなので、デザイン性が高くスタイリッシュな家づくりにはぴったりの屋根形状です。
太陽光パネルを設置しやすいメリットもありますが、雨風に弱く屋根や外壁の劣化リスクが高いという
デメリットもあります。
このデメリットを抑える為には様々な対策をする必要があります。
また、日頃の検査やしっかりとしたメンテナンスを行うことも屋根を長持ちさせる方法です。
屋根の葺き替え方法は「屋根の葺き替え事例や費用、メリットやデメリットをチェックしよう!」で詳しく解説しています。
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