鹿児島の屋根やさんコラム│金属屋根ってどんな屋根?
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島で屋根のリフォームやメンテナンスをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
直近のコラムでスレート屋根、セメント瓦(とちょっと粘土瓦)のお話をしましたので、今回は金属屋根についてお話してみたいと思います。
金属屋根とひと口に言っても、種類はいくつかありますので、代表的なものについてピックアップしてざっくりご紹介いたします。
昔からの馴染みのある金属屋根の代表はコチラだと思います。
鉄板を亜鉛でメッキ加工した屋根材です。
そして、トタン屋根の印象と言ったら、軽量で屋根材の中では比較的安価に施工できるものの、熱くなる、音がうるさい、サビやすいという印象で、メリットとデメリットが分かりやすい屋根材かと思います。
最近、金属屋根の中でも主流となりつつあるのが、こちらのガルバリウム鋼板の屋根材です。
亜鉛だけでなくアルミニウムやシリコンをメッキに使用することで耐久性をアップさせたものです。
お寺などの建造物でよく見られるのがこの銅板で作られた屋根です。
緑青と呼ばれる化学変化により、サビを防いでいます。
緑青は、10円玉にたまについている緑っぽいもので、意外と身近に目にしているかと思います。
圧倒的な耐久性を持ち、軽量な金属素材がこちらの2種類です。
どちらも半永久的に使えますが、初期費用が高額になることや、施工できる業者が少ないこともあり、一般家庭ではなく大型建造物などに使われることが多い屋根材です。
ガルバリウム鋼板の屋根材について詳しく見てみましょう
ガルバリウム鋼板とは鉄板=サビやすいというデメリットを改善するために、アルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキ加工したものです。
金属だからこその防水性がある上にサビにくく耐久性が高く、更には軽量な屋根材ですので耐震性にも優れています。
また、防水性だけでなく汚れにくいことから、他の屋根材に比べ、コケやカビが発生しにくいのもメリットです。
とはいえ、金属なので日光などの気候の影響を受けやすく、断熱性が低いデメリットもあります。
ですが、その断熱性を補うために、断熱材付の商品を選んだり、断熱材を併用する施工方法もオススメです。
前述の通り、断熱性が低いことを補うために断熱材付のものであったり、遮音性を高めるために、表面にストーンチップ(石粒)が吹き付けられたものもあります。
ストーンチップの吹き付けられたものは、金属とは全く違った質感で、金属屋根とは分からないほどです。
ガルバリウム鋼板に似たものにジンカリウム鋼板がありますが、メッキの配合率が若干異なり、主に海外製造のものが多いようです。
屋根カバー工法とは、現在の屋根材を撤去せずに、その上から「カバー」する屋根の施工方法です。
具体的には、塗装が難しい場合や、アスベスト使用の屋根材でその処分費用が大きくかかる場合など、今ある屋根を「撤去しない」で済む工法になります。
そのため、撤去する人時、処分費用をかけずに作業が行えるため、一般的な葺き替えに比べると工事にかかる期間と費用を抑えることができます。
また、屋根の上にカバーすることにより、断熱性が上がるなどのメリットもあります。
ただ、現在の屋根が瓦屋根のような元々重量が重い屋根材を使用している場合や、野地板の劣化が酷い場合など、施工できない場合もありますのでご相談ください。
屋根カバー工法についてはコチラ>>
屋根カバー工法にガルバリウム鋼板の屋根がおすすめなのはなぜ?
前述の通り、「重量が重い屋根材」の上には使えないことからも分かる通り、今ある屋根の上にかぶせる屋根ですので、いかに軽量な屋根材を使うかが、屋根カバー工法のカギになります。
そのため、軽量なガルバリウム鋼板がおすすめの屋根材として挙げられるのです。
金属の屋根材は、軽くて防水性が高くて・・・と、屋根材にとても適した素材です。
ですが、錆びたり面倒そうだな・・・と思っていた方も、ちょっと見方が変わったのではないでしょうか?
今回は、金属屋根に注目しましたが、屋根材は、それぞれにデメリットとメリットがありますので、住まわれる方の優先順位を大事に、比較して一番「コレ!」と思えるものを選んでください。
機能・コスト・デザイン・・・色々な要素がありますし、それらはその人その人で求めるものが変わってきますので「コレにしておけば間違いないです」といったものは存在せず、お話を聞かない限りお伝え出来ません><
お気軽に屋根の専門家である、私たち街の屋根やさん鹿児島店にお声かけください。
今は特に大きな悩みがない方も、点検のタイミングで色々とお聞かせください。
今後のお住まいのメンテナンス計画の中に入れてもらえたら幸いです♪
9時~18時まで受付中!
0120-867-755