「屋根の棟板金(むねばんきん)について詳しく知りたい」
「棟板金の補修方法やかかる費用相場が知りたい」
屋根をメンテナンスする際に、このように悩む方も多いことでしょう。
棟板金は屋根の一番高い部分にあり、なかなか見えないからこそしっかりとメンテナンスしておきたいところです。
この記事では、棟板金について以下の情報を解説していきます。
・棟板金とは
・棟板金の補修方法
・棟板金の交換にかかる費用相場
・悪徳業者に引っかからないためのポイント
棟板金の基礎知識を知っておくことで、屋根のメンテナンスの失敗を防げるでしょう。
棟板金とは、スレート屋根などの金属屋根の一番高い位置に設置されている板のことです。
屋根材の繋ぎ目にかぶせるため、尖った山のような形をしています。
棟板金の役割とは、屋根のてっぺんにある屋根材の繋ぎ目から雨が漏れないようにすることです。
屋根のてっぺんは一番雨にさらされやすい部分のため、屋根材を張るだけでは雨が内部に浸みこんできます。
そのため、屋根材の繋ぎ目に棟板金を設置し、雨漏りを防ぎます。
棟板金の劣化症状には、主に以下の2つがあります。
・釘の浮き
・棟板金の浮きや飛散
それぞれの劣化症状について、詳しく解説していきます。
棟板金は屋根の一番高い位置に設置されるため、雨や風の影響を受けて釘が浮いてくることがあります。
釘が浮いてくると、棟板金が浮いて剥がれてしまう恐れがあります。
雨風にさらされ、棟板金が浮いたり飛散したりしてしまうことがあります。
棟板金が飛散した場合、落下して人や家屋などに当たって事故につながる恐れがあるため注意が必要です。
棟板金が浮いている場合には、早めに補修して事故を防ぐようにしましょう。
棟板金の補修方法は、一般的に以下のような流れになります。
補修方法の流れについて、詳しく解説していきます。
まず、既存の棟板金を撤去します。
高所で危険な作業のためDIYでするのは絶対にやめましょう。
下地も傷んでいる場合には、新しく設置し直す必要があります。
特に棟板金の釘が浮いてきている場合には、下地が雨漏りや経年劣化によって腐食している可能性が高いです。
劣化した状態の下地のままだと、新しい棟板金を設置してもすぐに釘が浮いてきたり雨漏りを起こしたりする危険があります。
そのため、下地も定期的にメンテナンスが必要です。
下地を整えたら、新しい棟板金を設置します。
棟板金を釘で固定し、接合部分にシーリング材を充填します。
シーリング材とは、弾力性のあるペースト状の材料です。
防水性や気密性があり、棟板金などの建材の繋ぎ目を接合し、防水機能を高めたり暴風による飛散を防いだりします。
棟板金の交換にかかる費用相場は、1メートルあたり4,760円です。
この費用は棟板金の交換のみとなります。
また、屋根工事の際は足場の設置が必要です。
足場設置の費用相場は、1平方メートルあたり1,120円です。
棟板金の交換費用は設置する建材や業者によって異なるため、見積もりの際には内訳をしっかりと確認しておきましょう。
棟板金の交換にかかる費用相場をわかりやすく一覧表にしました。
工事内容 | 費用相場 |
棟板金の交換 | 4,760円(1メートルあたり) |
足場の設置 | 1,120円(1平方メートルあたり) |
棟板金の補修依頼をする際、悪徳業者に引っかからないためのポイントは以下の2つです。
・相見積もりする
・訪問営業をする業者は避ける
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
業者に依頼する際には、相見積もりして良い業者を選ぶようにしましょう。
相見積もりとは、同じ工事内容で数社に見積もりを依頼することです。
相見積もりすることで、工事の適正価格や細かな内訳を知ることができます。
数社に見積もり依頼するため、他社とも比較することができ、悪徳業者を避けられます。
訪問営業をする業者は悪徳業者の可能性が高いため、依頼は避けましょう。
訪問営業をするということは、何らかの理由で顧客が集まらない業者ということです。
また、訪問営業では突然訪問し、屋根の劣化がひどいなどと話して不安を煽るような業者もいます。
そのため、業者選びの際は実店舗で営業している会社を選ぶと安心です。
棟板金は住宅を雨漏りから守る大切な部分です。
また、棟板金が劣化し落下すると事故につながる恐れがあるため、早めの補修が必要です。
棟板金の交換を業者に依頼する際には、悪徳業者に引っかからないよう、今回ご紹介したポイントをぜひチェックしてみてください。
「屋根のメンテナンス時期の見分け方と必要な費用相場を専門家が解説」では屋根のメンテナンスが必要な時期も知ることができます。
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