街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島でおすまいのリフォームをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます（＾＾）

ついに3月です。
春の気配が徐々に感じられる季節になってまいりました。
気温が上がってくると、室内の気温の上昇が気になってきます。
室内の気温の管理において、おすまいの換気をしっかりとするだけで快適性がうんと上がることは普段の生活でお気づきかと思います。
この換気。
一般的に壁に取り付けられた換気扇や窓から行うものだと思いますが、屋根からもできることをご存知でしょうか？

今回は、屋根でできる換気方法についてお話ししたいと思います。

屋根でできる換気方法

そもそも、屋根の下の空間（小屋根）は、温かい空気が上がってくることにより、冬は結露の原因、夏は室内のエアコンの効率を妨げる原因となるため、この部分の空気を上手く逃がすことは、季節を問わず大きなメリットなのです。
当然、壁からの換気も重要ですが、このように、屋根からの換気を意識することも、快適に過ごすために有利な方法です。

そこで、実際に屋根周りでできる主な換気方法についてそれぞれの特徴と、メリット・デメリットについてご紹介します。
それぞれのお住まいに合った方法を追加する検討の参考になればと思います。

棟からの換気

換気棟のメリット・デメリット

換気棟を付けることで、温かい空気や湿気を逃がすことが出来るというメリットを得られますが、定期的なメンテナンスを怠ることや、施工業者の取付が悪かったりすると、その箇所から雨漏りを起こす原因になるデメリットもあります。
換気棟の有無に限らず、棟板金部分が雨漏りの原因になることは多くありますので、定期的なメンテナンスをすることは意識しておくことで解決できるものですので、メリットの方が大きいのではないでしょうか。

軒天からの換気

軒天からの換気は、換気口を付ける方法と、軒天に使う板に、たくさんの穴が開いている有孔ボードを使用する方法があります。
この、有孔ボードを用いた軒天換気はよく見られるのではないでしょうか？
軒を下から見上げると、穴の開いた板を使っている屋根は多くみられるかと思います。

軒天換気のメリット・デメリット

軒天部分という、雨水が吹き込みにくい場所にありますので、雨漏れの原因になりにくいことがメリットです。
また、取り入れられることが多いものであるため、種類も多く業者も施工に慣れているため、施工不良などのトラブルもほぼありません。
ただし、軒天部分は吸気はしやすいのですが、排気は得意ではないというデメリットがあります。
とはいえ、もちろん何もしないよりは換気機能は上がりますし、換気棟や次に紹介する妻面の壁からの換気など別の換気と併用するとデメリットが補えます。

妻面からの換気

妻面換気のメリット・デメリット

妻面に付ける換気口のデザインは、写真のような丸型や半円、四角・・・という形だけでなく、色や素材含め、多種多様のものが見られると思います。
様々なデザインの中から選べることがメリットの一つかもしれませんね。
また、換気棟同様、吸気・排気ともにスムーズに行われます。

デメリットとしては、側面にある分、雨が吹き込む可能性が出てきやすいことです。
また、この部分から、鳥や小動物が浸入して屋根裏に巣を作ることがあるのもこの換気口で起こるトラブルとして挙げられます。
下から見て、ズレて隙間があるのに気づいたときは早めに専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。

まとめ

このように、温かい空気や湿気を屋根の内側から逃がす換気方法にはいくつかの方法があることが分かりました。
同時に、そもそもどうして換気をした方が良いのか、ということも分かりました。

屋根の内部の劣化の進行を抑え、冷暖房の効率を上げてくれる、おすまいにとっても優しいことなんですね。
ただの穴が開いた軒天だと思っていたら大間違いでした（筆者はこの仕事をするまで、あの穴の意味を知りませんでした）★

次の屋根のリフォームの際に、屋根の上の換気を見直してみようかな。
そう思われましたら、ぜひお気軽に街の屋根やさん鹿児島店にお声かけください。
屋根を良く知る専門業者ですので、お客さまのお悩みをスムーズに解決する手助けをできるかと思います。

もちろん、屋根の換気以外のお悩みも大歓迎です。

まずは無料点検から行ってみませんか？