鹿児島の屋根やさんコラム│最近人気の軒無し住宅ってどうなのかしら?
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます(^^)
軒無し住宅。
という言葉を聞いたことがありますか?
実は、最近人気の住宅スタイルのひとつが、軒無し住宅と呼ばれる住宅デザインです。
では、その軒無し住宅とは、一体どんな住宅のことでしょうか?
そして、その人気の秘密は何なのか見ていきたいと思います。
人気の高い軒無し住宅ですが、その裏に隠されたデメリットは何もないのでしょうか?
人気の理由とその裏側に迫ってみたいと思います。
その字のごとく、「軒」のない住宅のことを指します。
もしくは、家の外壁の側面に「軒」の部分が飛び出していないその形から、「CUBE型住宅」「箱型住宅」とも呼ばれることもあります。
今回は、完全に軒が無いものだけでなく、軒の出が小さめのものも含めて分類したいと思います。
では早速、どうして軒無し住宅が人気なのか。
そのメリットについて見てみたいと思います。
「軒」がなく、箱型の住宅は、シンプルでスタイリッシュな印象の住宅に仕上がります。
屋根の部分が平面な陸屋根であったり、斜めになった片流れ屋根など、そう多くない屋根のデザインになることもあり、一風変わった外観になることも人気の理由です。
軒の部分がないことで、その分、屋根や軒天などの、住宅に使用する部材が少なくなりますので、当然その分の費用が掛かりません。
材料にかかる費用、施工にかかる費用の両方を削減することが出来ます。
土地が小さかったり、近隣との距離が近い場合は、軒を小さくすることで最大限の共住スペースを確保することが出来ます。
実際に、建売住宅であったり、新興住宅といった密集した住宅街においても、軒無し住宅や軒の出の小さな家が増えているのを目にしている方も多いかもしれませんね。
見た目がよくて、費用も削減出来て、建築面積も目いっぱい活用できて良いことばかりじゃないか!
・・・というわけにもいかないのが世の常。
そんな人気の軒無し住宅にも、残念ながらデメリットは存在します。
みなさんも、建物の軒の下で雨宿りしたことが一度はあるのではないでしょうか?
軒があれば、家に打ち付ける雨が防げるのですが、軒が無い場合、直接打ち付ける状態となります。
そのため、窓や玄関などから雨が降りこみやすくなります。
それを防ぐために、庇を設置している場合もありますが、やはり軒がある場合よりは雨が降りこみやすくなるでしょう。
同様に、日差しに関しても軒により遮られない状態です。
軒の下の陰に隠れてひとやすみ。そういうことが出来ない屋根の作りですので、差し込む日差しが窓からぐんぐん入ってきてしまいます。
カーテンを開けた状態にしていると、部屋の中の床や家具の劣化も早まりますので気を付けましょう。
雨や日差しが直接外壁に当たるということは、その分外壁材の劣化を早める原因になってしまいます。
外壁材の塗膜にとって、日光による紫外線や雨水は劣化の原因です。
それが軒によって遮られることなくまんべんなく当たることになるため、その分劣化の進行が早くなります。
また、その劣化により外壁材が反ってしまったり、外壁材をつなぐコーキング材(シーリング材)の劣化が進行するなどして隙間ができてしまった場合、早めのメンテナンスをしないとその部分から家の内部への水の侵入経路ができてしまいます。
そうなると家の躯体部が湿ってしまうため、家の基礎にまで影響する劣化を引き起こします。
躯体部は木材でできているため、カビ・腐食・シロアリの原因となってしまいます。
もちろん、その劣化は数年をかけて進むものではありますが、その「徐々に」進行している段階で食い止めないと大変なことになりますので、定期的な点検をおススメしているのです。
このように、軒のない住宅は、見た目もスタイリッシュで他のお住いとは違ったデザインにでき、それでいて予算を抑えることも可能になるデザインです。
ですが、軒が無いことにより、外壁の劣化というリスクもあることが分かりました。
そのリスクに打ち勝つには、定期的な点検をすることでしっかりとしたメンテナンスを正しいタイミングで行うことが重要です。
お住まいの不具合は、ほとんどのものが経年劣化によるもので、何もしない限り徐々に進んでいきます。
そして、ある一定の不具合が起こるとその「徐々に」のスピードが速くなっていきます。
少しでも早くその不具合に気付き、食い止めていくことがお住まいを長持ちさせるコツです。
費用面でも、傷が浅いうちに直していくことで最終的な出費も少なくて済みます。
家の修理は、表面的な部分よりも、内部構造になればなるほど費用も工期もかかり、大掛かりな工事が必要です。
私たち街の屋根やさん鹿児島店では、無料での点検を行い、お客さまのニーズに合わせたご提案とお見積りをさせていただいております。
軒の有無にかかわらず、屋根だけでなく外壁や内装も含めた点検をお任せください。
点検をすることで、今必要なメンテナンスや、次のメンテナンスのタイミングが正しく分かります。
気付いていない損傷に気付くこともできます。
このコラムにたどり着いたのも何かのご縁です。
ご連絡、お待ちしております(^^)
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