軒天の破損を放置していませんか?
軒天は、雨水から建物を守るために重要な部位です。
軒天の破損を放置しておくと、雨漏りや建物内部の腐食が起こる恐れがあります。
劣化状態に合わせて、適切な修理をおこないましょう。
この記事では、軒天の修理方法や費用を詳しく解説します。
軒天とは、外壁よりも外側に出ている屋根の裏側のことです。
軒先の裏側の天井と考えると、イメージしやすいでしょう。
軒天の役割は雨水から建物を守ることです。
雨水が建物に直接当たるのを防ぎ、建物の劣化や黒ずみ・カビの発生をおさえます。
雨水が直接かからない軒天が破損している場合は、屋根や雨どいに不具合が生じている可能性があります。
軒天の破損を見つけたら、専門業者に調査や修理を依頼しましょう。
雨漏りの危険がある軒天の劣化症状を、以下で詳しく説明します。
塗装されている軒天は、経年劣化により色あせが起きます。
使用している塗料の種類にもよりますが、築5~8年ほどで塗料の色あせが目立ってくるでしょう。
軒天の雨染みや黒ずみが目立つ場合は、屋根や雨どいの不具合が考えられます。
雨染みの原因を判断するために、早めに専門業者に調査を依頼しましょう。
剥がれや崩落が起きている場合は、早急に修理が必要な状態です。
剥がれた軒天から小動物が入り込み、ダニやノミ、寄生虫などで健康被害をおよぼす可能性があります。
また雨水が侵入して、雨漏りが発生する恐れもあります。
軒天の修理方法は3つあります。
劣化症状に合った修理をすることが大切です。
軒天の劣化が少なく防水性が低下しているだけなら、塗装で修理可能です。
軒天塗装には、接着性や耐水性の高いNAD塗料(非水エマルション塗料)が多く使用されています。
塗料は、明るい色がおすすめです。
光が反射して、建物全体が明るい印象になります。
真っ白では汚れが目立ちやすいので、クリーム色や薄いグレーなどがおすすめです。
外壁よりも濃い色でなければ、建物全体のバランスが取りやすいでしょう。
下地に強度が残っている場合は、カバー工法で修理します。
カバー工法とは、既存の下地に新しい軒天ボードを重ね張りする工法のことです。
耐水性・耐火性が高いケイカル板は、軒天に適しています。
張り替えに比べて短い期間で施工でき、修理費用もおさえられます。
下地が劣化している場合は、張り替えで修理します。
張り替えとは、既存の下地を撤去して新しい軒天ボードを張り替える工法のことです。
カバー工法と同じく、ケイカル板がおすすめです。
既存軒天の撤去や廃材処分にも費用がかかるため、カバー工法よりも修理費用が高くなります。
また、既存軒天にアスベストが含まれている場合は、さらに費用がかさみます。
アスベストが含まれているかどうかは、無料で行政の調査を受けることが可能です。
軒天の修理費用を、工法別にまとめました。
目安として参考にしてください。
工法 | 費用相場(メートル) |
塗装 | 1,300円(NAD塗料2回塗り) |
カバー工法 | 6,000円(ケイカル板) |
張り替え | 8,000円(ケイカル版、既存軒天の撤去・処分含む) |
軒天修理に足場が必要な場合は、足場代として別途15万~20万円かかります。
外壁塗装や屋根塗装と同時に修理すれば、足場代が1回分で済むのでお得です。
軒天の破損は、雨漏りや建物内部を腐食させてしまう恐れがあります。
放置せずに、適切な方法で修理しましょう。
専門業者に調査・修理を依頼して、早めに対処することをおすすめします。
バルコニーの雨漏りについて知りたい人は「バルコニーが雨漏りした! 対処法と原因、今後の防止策を公開」も確認してみましょう。
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