鹿児島の屋根リフォーム│瓦屋根のメンテナンスの要は瓦じゃない?
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島でおすまいのリフォームやメンテナンスをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
瓦屋根には、様々な誤解が多いな。
ということを、この仕事をしていて思うことがあります。
例えば、瓦ってメンテナンスフリーじゃないの?という誤解をしている人は多いのではないでしょうか?
そのため、瓦屋根のメンテナンスは「瓦が割れたり飛んだりしていないか」だけ見ていたらいいと思っている方も多いかもしれません。
ですが!
瓦屋根のメンテナンス、実は重要なのは瓦本体だけではないのです。
では、一番気を付けるべきは何なのでしょうか?
瓦屋根のメンテナンスについて見てみましょう。
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瓦屋根には、様々な誤解が多いな。
ということを、この仕事をしていて思うことがあります。
例えば、瓦ってメンテナンスフリーじゃないの?という誤解をしている人は多いのではないでしょうか?
そのため、瓦屋根のメンテナンスは「瓦が割れたり飛んだりしていないか」だけ見ていたらいいと思っている方も多いかもしれません。
ですが!
瓦屋根のメンテナンス、実は重要なのは瓦本体だけではないのです。
では、一番気を付けるべきは何なのでしょうか?
瓦屋根のメンテナンスについて見てみましょう。
瓦屋根の構造
屋根材である瓦
棟部分・平部とそれぞれに使われている瓦には、主に粘土瓦とセメント瓦(コンクリート瓦)があります。
粘土瓦は、本体が元々防水性を持ち、塗装の必要がない屋根材であるため、割れたり欠けたりなどの破損が起こらない限り使用できます。
歴史的建造物などで、長いものであれば数百年も使われているものもあるほどで、家庭用に使われている瓦も一般的には50年程度は問題なく使われていることがほとんどです。
セメント瓦(コンクリート瓦)は、吸水性のある素材でできているため、塗装をしないと防水性がありません。
そのため、定期的な塗装により塗膜を作ることで防水性を持つことが出来ます。
定期的な塗装をしていても、粘土瓦と違って一般的に30~40年程度で取替えが必要となります。
このように、屋根材はメンテナンスが必要なものと必要がないものとあります。
※割れ・欠けなどの破損の場合の交換は必ず必要です
粘土瓦は、本体が元々防水性を持ち、塗装の必要がない屋根材であるため、割れたり欠けたりなどの破損が起こらない限り使用できます。
歴史的建造物などで、長いものであれば数百年も使われているものもあるほどで、家庭用に使われている瓦も一般的には50年程度は問題なく使われていることがほとんどです。
セメント瓦(コンクリート瓦)は、吸水性のある素材でできているため、塗装をしないと防水性がありません。
そのため、定期的な塗装により塗膜を作ることで防水性を持つことが出来ます。
定期的な塗装をしていても、粘土瓦と違って一般的に30~40年程度で取替えが必要となります。
このように、屋根材はメンテナンスが必要なものと必要がないものとあります。
※割れ・欠けなどの破損の場合の交換は必ず必要です
瓦を固定する桟木
土葺きで桟木を使用していない場合もありますが、現在はこの「桟木(さんぎ)」を用いた乾式、もしくは引掛桟工法と呼ばれる工法が瓦屋根の設置方法が一般的になりました。
この桟木の部分は、屋根材の隙間から入り込む雨水で徐々に劣化する部分です。
そのため、瓦が割れたり損傷しているとその分劣化が進行しますので、瓦の割れや欠けなどの損傷が出た場合は、早めの交換が必要となるのです。
この桟木の部分は、屋根材の隙間から入り込む雨水で徐々に劣化する部分です。
そのため、瓦が割れたり損傷しているとその分劣化が進行しますので、瓦の割れや欠けなどの損傷が出た場合は、早めの交換が必要となるのです。
屋根の防水の要、防水紙
瓦屋根に限らず、全ての屋根材において、防水の要と言えるのが、この防水紙(ルーフィング)です。
例え屋根材自体に何らかの不具合が起こっても、「即雨漏り」とはなりません。
それは、防水紙があることで、家の内部への水の侵入を防いでくれるからです。
防水紙の劣化の原因も、屋根材や桟木といった、防水紙より上にある部分が損傷することによって、屋根材と防水紙の間に水がたまりやすくなり、その湿気が更に劣化を進行させます。
湿気により破損や腐食した屋根材・桟木が強風時にズレることでも傷が付いたりします。
目に見えない場所の傷を防ぐためにも、まずは目に見えている屋根材が不具合を起こさないよう気を付けておくだけでも損傷を防ぐことが出来ます。
例え屋根材自体に何らかの不具合が起こっても、「即雨漏り」とはなりません。
それは、防水紙があることで、家の内部への水の侵入を防いでくれるからです。
防水紙の劣化の原因も、屋根材や桟木といった、防水紙より上にある部分が損傷することによって、屋根材と防水紙の間に水がたまりやすくなり、その湿気が更に劣化を進行させます。
湿気により破損や腐食した屋根材・桟木が強風時にズレることでも傷が付いたりします。
目に見えない場所の傷を防ぐためにも、まずは目に見えている屋根材が不具合を起こさないよう気を付けておくだけでも損傷を防ぐことが出来ます。
屋根下地の土台の野地板
そして、防水紙の下には野地板が張られています。
防水紙に不具合が発生すると、この部分にも水が染み込み、その箇所から劣化・腐食が起こります。
その結果、その部分が雨漏りしたり、穴があいてしまったりと、屋根に致命的な傷となります。
葺き替えや葺き直しのタイミングでしか張り替えたり増し張りしたりできる場所ではないため、この部分に不具合が出てしまうと、大掛かりな修繕となりますので、できるだけ長持ちさせたいと思う部分になるかと思います。
防水紙に不具合が発生すると、この部分にも水が染み込み、その箇所から劣化・腐食が起こります。
その結果、その部分が雨漏りしたり、穴があいてしまったりと、屋根に致命的な傷となります。
葺き替えや葺き直しのタイミングでしか張り替えたり増し張りしたりできる場所ではないため、この部分に不具合が出てしまうと、大掛かりな修繕となりますので、できるだけ長持ちさせたいと思う部分になるかと思います。
棟瓦を支える漆喰
この中で唯一、寿命が10~20年と短めであるにもかかわらず、メンテナンスを忘れがちなのが漆喰です。
棟瓦や、土葺きの際の土の上であったり、瓦屋根の隙間を埋めてくれているのが漆喰です。
瓦屋根にとって、一番こまめに確認すべき重要な部分ですので、漆喰については他の部分よりも少し細かく見てみたいと思います。
棟瓦や、土葺きの際の土の上であったり、瓦屋根の隙間を埋めてくれているのが漆喰です。
瓦屋根にとって、一番こまめに確認すべき重要な部分ですので、漆喰については他の部分よりも少し細かく見てみたいと思います。
瓦屋根特有の部材、漆喰
役割
漆喰は、棟や壁際の取り合いの部分をくっつけたり支えるために使われています。
また、土葺きの瓦屋根の場合は、葺き土の上に漆喰をかぶせることで雨風で粘土の流出を防ぐ役目があります。
瓦屋根にとっての漆喰は、非常に重要な役割を持っています。
セメント瓦の場合、棟部分に漆喰ではなくセメントを使って固められている場合があります。
漆喰は繊維質があるおかげで割れにくく、剥がれが少ないことが長所で長持ちするのですが、セメントは吸水と日焼けを繰り返すことで割れ、崩れ落ちやすくなる傾向があります。
また、土葺きの瓦屋根の場合は、葺き土の上に漆喰をかぶせることで雨風で粘土の流出を防ぐ役目があります。
瓦屋根にとっての漆喰は、非常に重要な役割を持っています。
セメント瓦の場合、棟部分に漆喰ではなくセメントを使って固められている場合があります。
漆喰は繊維質があるおかげで割れにくく、剥がれが少ないことが長所で長持ちするのですが、セメントは吸水と日焼けを繰り返すことで割れ、崩れ落ちやすくなる傾向があります。
漆喰の劣化状況
漆喰の劣化の原因は主に3つです。
1.雨風による劣化
2.直射日光や寒暖の差による劣化
3.経年劣化による痩せ
漆喰の劣化によって、漆喰や中の葺き土・粘土の部分が流れ出てしまいます。
特に土葺きの場合は、棟部分だけでなく平部の漆喰が劣化することにより、その下にある葺き土が流出してしまい、その分屋根材の下に隙間ができてしまいます。
その結果、下記のようなトラブルに発展する恐れがあります。
1.雨風による劣化
2.直射日光や寒暖の差による劣化
3.経年劣化による痩せ
漆喰の劣化によって、漆喰や中の葺き土・粘土の部分が流れ出てしまいます。
特に土葺きの場合は、棟部分だけでなく平部の漆喰が劣化することにより、その下にある葺き土が流出してしまい、その分屋根材の下に隙間ができてしまいます。
その結果、下記のようなトラブルに発展する恐れがあります。
瓦のズレ・外れ
棟の部分の瓦の固定が弱くなることで、屋根全体の耐久力が落ちてしまいます。
前述の通り、漆喰や葺き土が流出することでズレや外れにもつながります。
特に強い雨風に弱くなりますので、台風前後は特に気を付けておきましょう。
実際にズレてしまった瓦は積み直すことが必要となります。
本来直線である棟に歪みが出たりするのはその兆候です。
前述の通り、漆喰や葺き土が流出することでズレや外れにもつながります。
特に強い雨風に弱くなりますので、台風前後は特に気を付けておきましょう。
実際にズレてしまった瓦は積み直すことが必要となります。
本来直線である棟に歪みが出たりするのはその兆候です。
雨漏り
上記のような、葺き土の流出やズレが起こることで屋根材の下に雨水が浸入したりたまりやすくなります。
そして、屋根の下地やルーフィングの劣化も進行します。
その結果、雨漏りが起こる原因となります。
初期症状で、瓦がズレているだけで即雨漏りということは無いのですが、その下にあるルーフィング(防水紙)が劣化したり損傷した場合は雨漏りの原因となります。
ルーフィングに被害が及ぶ前に、メンテナンスをし、少しでも傷が浅いうちに修繕しましょう。
そして、屋根の下地やルーフィングの劣化も進行します。
その結果、雨漏りが起こる原因となります。
初期症状で、瓦がズレているだけで即雨漏りということは無いのですが、その下にあるルーフィング(防水紙)が劣化したり損傷した場合は雨漏りの原因となります。
ルーフィングに被害が及ぶ前に、メンテナンスをし、少しでも傷が浅いうちに修繕しましょう。
目で見て分かる漆喰の劣化の兆し
屋根の上や庭に落ちた漆喰
漆喰が痩せることによって、詰めていた漆喰がこぼれ出て、屋根や庭に落ちてくることがあります。
また、同様に、劣化して割れたものが落ちてくることがあります。
白い塊が落ちていたら劣化した漆喰の可能性がありますので、詰め直しを検討しましょう。
また、同様に、劣化して割れたものが落ちてくることがあります。
白い塊が落ちていたら劣化した漆喰の可能性がありますので、詰め直しを検討しましょう。
コケやカビ
漆喰にコケやカビが生えることで、色が黒ずんでいたり、棟の土台部分から植物がコケなどの植物が育つ状態になっているときも、劣化の兆候です。
この場合も、崩れやすくなり、ポロポロと崩れた漆喰が見られる状態になりがちです。
その部分から屋根の内部に雨水が入ったりたまりやすくなり、更にコケやカビの育ちやすい環境になっていくため、早めの対処が必要です。
この場合も、崩れやすくなり、ポロポロと崩れた漆喰が見られる状態になりがちです。
その部分から屋根の内部に雨水が入ったりたまりやすくなり、更にコケやカビの育ちやすい環境になっていくため、早めの対処が必要です。
まとめ
今回は、屋根の中でも「見えにくい場所」「見えない場所」にある部分について注目してみました。
なんとなく、屋根に限らず色々なものについて、「表面がきれいだったら大丈夫」な気がしてしまいますが、そうではないことが分かりました。
正確には、「まずは表面がきれいであることが大事だけれど、表面だけでなく下地部分もしっかりと!」ということですね。
屋根は、表面の不具合から下地の不具合へ進行することが多いです。
例え雨漏りなどの不具合が起こっていなくても、その原因となる損傷が屋根の下で徐々に進行している可能性があります。
見た目に違和感を見つけた際は、困ることが起こっていなくても点検を行いましょう。
私たち街の屋根やさん鹿児島店では、無料で点検・お見積り・ご提案をさせていただいております。
不具合がなくとも、違和感があれば心配になるのは当然です。
遠慮なく、お気軽にお声かけください。
不安のないお住まいづくりのお手伝いをさせていただきます(^^)
なんとなく、屋根に限らず色々なものについて、「表面がきれいだったら大丈夫」な気がしてしまいますが、そうではないことが分かりました。
正確には、「まずは表面がきれいであることが大事だけれど、表面だけでなく下地部分もしっかりと!」ということですね。
屋根は、表面の不具合から下地の不具合へ進行することが多いです。
例え雨漏りなどの不具合が起こっていなくても、その原因となる損傷が屋根の下で徐々に進行している可能性があります。
見た目に違和感を見つけた際は、困ることが起こっていなくても点検を行いましょう。
私たち街の屋根やさん鹿児島店では、無料で点検・お見積り・ご提案をさせていただいております。
不具合がなくとも、違和感があれば心配になるのは当然です。
遠慮なく、お気軽にお声かけください。
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