街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島で屋根にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます（＾＾）

前回のコラムでは、スレート屋根の点検ポイントについてお話ししました。
今回は、実際にスレート屋根でメンテナンスすることになった場合、どのような方法のメンテナンス方法があるのかをご紹介します。

定期的なメンテナンス

スレート屋根は、軽量で耐震性がありながらも比較的安価に導入できるものの、他の屋根材に比べると、メンテナンス周期がやや短めになるというデメリットを前回のコラムでもお伝えしました。
そのため、一般的な屋根材自体の耐久年数の20～30年の間、何もしなくてよいということはなく、10年程度に1回の定期メンテナンスと、屋根材自体の耐久年数を迎えた場合と全く異なる方法でのメンテナンスが必要となります。

まずは、定期的なメンテナンスについてお話しします。

スレート屋根の塗装

経年劣化によって失われた防水性をよみがえらせるのに、塗装により屋根材に「塗膜」を作ってあげることが大事です。
「塗膜」を作ることで、屋根材に防水性を持たせることができます。
防水性を持つことで同時に汚れも防げるようになります。

この、防水性や防汚性が落ちてしまうと、屋根材の劣化の進行が早まってしまいます。
元々雨風にさらされるものですので、水にぬれたり汚れやすいものではありますが、防水性を欠くと、その水が次第に屋根材に染み込み、晴れた日には乾燥をすることを繰り返します。
次第に濡れたり乾いたりを繰り返すうちに屋根材は反ったり、もろくなることでヒビや割れ・欠けの原因となります。
また、その濡れている状態が長くなることにより、カビの原因となったり、付着した汚れが強固に残る悪循環により、劣化の進行が早まります。

また、この塗装のタイミングに合わせて、棟板金といった屋根に使われている板金の劣化や、抜けかかっている釘の打ち直しなどのメンテナンスを行うことで、次回メンテナンスまで安心してお過ごしいただけます。

塗装と一緒に・・・

屋根塗装を行う場合は、足場が必要となります。
足場を架設する費用は安くはないため、屋根周りにある雨樋などはもちろんですが、外壁の塗装といった、他にも足場が必要となるメンテナンスを同時にしておくと、それぞれで費用が掛からずに済みますのでお勧めです。
その際に、次回の塗装タイミングを合わせられるよう、塗料やシーリング材といった使用する原料の耐久年数を合わせておくと無駄が少なく済みます。
当然、環境や災害などの問題で「次回メンテナンスが必ず同時になる」という保証はありませんが、できるだけ近づけておくことで、次回のメンテナンス時期が分かりやすくなりますし、資金計画もしやすくなります。

要注意な屋根材★ノンアスベスト

屋根材の交換タイミング

定期的なメンテナンスをすることで、屋根材自体の耐久性を延ばすにも限界があります。
数回の塗装の後、「次は塗装しても塗料の耐久年数よりも先に屋根材が破損するな」「屋根材の下にある防水紙の寿命がそろそろだな」というタイミングが来たときが、屋根材を新しくするタイミングである場合が多いです。
屋根材を新しくする、その方法は2つあります。

葺き替え

今ある屋根材を全て撤去し、屋根下地部分からメンテナンスしていきます。
野地板は劣化状況に合わせ張り替えたり増し張りなどを行い、新しい防水紙に張り替えてから新しい屋根材をのせていきます。
もし、何らかの雨漏りなどの不具合が発生していてもこれでもう安心です！
新しい屋根になるイメージですね。

屋根カバー工法

その名も「屋根カバー工法」と言います。
その他にも「オーバールーフ工法」「重ね葺き工法」という呼び方もされているものです。

既存の屋根の上に新たに屋根を作る工法です。
既存の屋根を新しい屋根の下地として使用するため、既存の屋根の撤去や処分に必要な費用や工事期間を減らせることがメリットです。

新しい防水紙と屋根材を使用しますので、こちらの工法も屋根が美しくよみがえります。

>>屋根カバー工法についてもっと詳しく見る

まとめ

一言で「屋根のメンテナンス」と言っても、状態によってさまざまな選択肢があることが分かりました。
その方法によっては費用も大きく変わってきますし、こまめなメンテナンスを行うことが、長い目で見ると費用を抑えることが出来ます。

少しでも小さな不具合のうちに直していきましょう。

そのためには、定期的な点検が一番です！
当然、点検して何も不具合が無ければよいですし、小さな不具合のうちに見つければ、当然その修繕にかかる費用も期間も小さく済ませられる可能性が高いものです。

私たち街の屋根やさん鹿児島店では、屋根をはじめとしたおすまいの無料点検を行っております。
まずはお気軽にご相談いただけましたらと思います。

おすまいの状態をしっかりと確認し、必要なメンテナンスをご提案させていただきます。