鹿児島の屋根工事│垂木ってどんな役割でどんなもの?
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島で屋根にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
「垂木」という言葉を聞いたことがありますか?
屋根のいわゆる下地のひとつで、非常に重要な役割を持っているのですが、なかなか話題に上ることの少ない部分だと思います。
では、その役割にはどのようなものがあるのでしょうか?
繰り返しますが、垂木は屋根の下地ですので、この部分の劣化を見逃すと大変なことになりますので注意しましょう。
垂木は、屋根材の下にあるルーフィング(防水紙)の下にある野地板の更に下にある屋根下地の一部になります。
併せて、屋根下地の他のふたつについても見てみましょう。
垂木の上に設置しているのが野地板です。
ルーフィング(防水紙)、屋根材を敷くための土台となる部分でこの上にルーフィング、そして屋根材を設置していきます。
表からは見えず、普段意識することが少ない部分ではないかと思います。
しかし、こちらも垂木同様に、屋根の土台であるため重要な部分です。
耐用年数が20年~30年であるため屋根の葺き替え時等に屋根材と合わせてメンテナンスを行います。
野地板の上部に設置するシートです。
雨から室内を守ってくれているのはこの防水紙(ルーフィング)がとても大きな役割を果たしています。
屋根材が割れた、外れたなど屋根材に問題があると即雨漏りしてしまう!と思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
しかし、屋根材に不具合があっても、防水紙に不具合がなければ雨漏りに発展することはありません。
ルーフィング(防水紙)は、屋根からの雨漏りを防ぐ最後の砦となってくれている部材であり、屋根下地・・・というよりも、屋根全体において、かなり重要な役割を持っている部分になります。
垂木のある位置は上から順番に4番目、屋根材、防水紙、野地板、垂木となっており、棟木から軒先まで1つの木材で母屋に対して寄りかかるようにして垂直に取り付けられています(正面から見ると垂直ですが、横から見ると勾配があるため、寄りかかるように斜めになっています)。
前述の野地板、防水紙、屋根材を取り付けるのはもちろんのこと、屋根の構造材として家全体を強くするという働きもあります。
母屋と垂木を井形に組んでいくことよって屋根だけでなく、建物全体の強度も上がります。
そして、この上に野地板を張ることによって、さらに強度が上がります。
建物の強度は柱等だけではなく、こうした屋根の部分にも大きく影響されるのです。
また、野地板が取り付けられることによって屋根の面を平らにし、施工しやすくするという働きもあります。
家の高い位置にある屋根は強い風に晒されることも多いので、ある程度の強風に耐える必要があります。
垂木は屋根の斜面を支えているものですから、傷むと平らな斜面を保てなくなります。
変形して、屋根の斜面が盛り上がったり、凹んだりする可能性があります。
雪が降り積もり、軒先にゆっくりと大きな力がかかれば、梃子の原理で屋根の斜面が盛り上がるでしょうし、斜面の途中で雨漏りをして、垂木が腐食していれば、その部分が屋根の重みに耐えられず、凹んでいくでしょう。
かまぼこ屋根(体育館などに見られる、かまぼこのような半月型の丸い形の屋根)を除けば、屋根の特定の面の途中で勾配が変化することはありません。
変化してしまうと雨水の流れを妨げることになります。
屋根の面が変化するということはルーフィングにも無理な力がかかっている可能性があります。
破れたり、裂けたりしていることも考えられます。
緊急事態ですので、すぐに業者に相談しましょう。
極めて雨漏りを引き起こしやすい状態にあります。
垂木の修理は交換か補強になります。
このうち、交換は母屋などの同じ場所に再度、釘やビスを打たないといけないので固定力不足になる可能性もあるので、あまり行いません。
よく行われる方法が、傷んだ垂木に新しい垂木を添え木して補強する「抱かせ」という方法です。
木材を抱き合わせて補強する方法は木造ではポピュラーな補修方法で垂木以外のさまざまな部分でもよく使われます。
垂木は、このように屋根の下地の一部であり、屋根だけでなく家全体の強度にも関わる重要な部分だということが分かりました。
併せてご紹介しました、ルーフィング(防水紙)や野地板と共に、屋根の下地の部分であるものの、なかなか直接見えない場所で、メンテナンスが簡単にできるものではないことも併せて知っておいていただけたらと思います。
だからこそ、少しでもこれらの屋根下地が大きな損傷をすることが無いように屋根材をメンテナンスすることが大事になってきます。
繰り返しますが、直接見えない場所であるがゆえに、点検のタイミングなども分かりにくいかと思います。
基本的には、雨漏りなどの症状がない場合、屋根下地に重大な劣化はないかと思います。
そろそろ屋根材が耐久年数を迎えるかな・・・というタイミングで、屋根材のメンテナンスと併せて行うのがベストかと思います。
屋根について分からないことがあれば、お気軽に街の屋根やさん鹿児島店までご相談ください。
点検・お見積り・ご提案までは無料でいたしておりますので、遠慮なくお声かけください。
お住まいの今の状態を知り、メンテナンスのタイミングを一緒に計画していきましょう(^^)
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