鹿児島の屋根リフォーム│金属屋根の葺く方向？
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島でおすまいのリフォームやメンテナンスをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます（＾＾）
金属屋根の中でも、現在の主流となっているガルバリウム鋼板屋根。
ガルバリウム鋼板の屋根材の施工方法には、縦葺き・横葺きとあります。
その違いは、屋根にどの方向で乗せるのかで、その違いによって見た目だけでなく特徴が変わってきます。
それぞれにあるメリットやデメリットについてもお話ししたいと思います。
縦葺きは、昔ながらのトタン屋根で見られたような、屋根の傾きに沿って張られる方法です。
基本的には屋根の一番高い頂点となる棟から軒先に1枚の金属の板で作られることから、「長尺屋根」とも呼ばれます。
まさにトタン屋根でよく見られたもののひとつです。
トタンの鉄板と「芯木」と呼ばれる木の棒を組み合わせて作った、トタン屋根の代表的な施工方法です。
「芯木」を使わない三晃式瓦棒や、丸馳瓦棒というものもあります。
軒先から１枚の板金を用いるため、緩勾配にも使用できます。
屋根材の縦の継ぎ目を折り曲げて接続させる縦葺き金属屋根です。
瓦棒に比べ工程もシンプルで、費用も抑えることが出来ます。
また、カバー工法の際に使われる方法です。
また、アーチ型に加工することもできますので、デザイン性を高めることが出来ます。
一般的に、倉庫やプレハブ、体育館、工場といった比較的大きな建物で用いられている金属屋根です。
長い金属を加工して作り、屋根の傾き方向には継ぎ目がないことがほとんどです。
継ぎ目がないため、雨漏りがしにくいというメリットがあります。
縦葺きのメリットは屋根材の方向に沿って雨水がスムーズに流れることです。
雨水の流れを遮るものがほぼなく、勾配が緩やかな屋根でも雨漏りの心配が少ないです。
また、施工の手間が少ないことから施工日数が短く、横葺きよりも比較的コストを抑えられる点もメリットのひとつです（材料にもよります）。
横葺きは、縦のつなぎ目の有無によって更に細かい分類があるのですが、屋根の傾き方向とは逆の水平方向に張られています。
横の長さが屋根の長さに合わせてカットされているものは、長尺横葺きと呼ばれ、無駄のない工法で、継ぎ目も少なくなるため、雨漏りのしにくい作りになります。
また、似たもので定尺横葺きというものがあり、こちらは長尺よりも短い長さのものを継ぐので、やや雨漏れの危険度は上がるのですが、長さが短い分扱いやすくなります。
更にこれらの横葺きに変化を持たせた方法を紹介します。
定尺横葺きは不規則にカットされていきますが、こちらは継ぎ目の位置に規則性があり、見た目の美しさが人気です。
元は寺社仏閣などでよく用いられていましたが、おすまいに「和」の雰囲気を出すのに利用されるようになりました。
平葺きとも呼ばれていて（平葺きの中のひとつが一文字葺き）、その名の通り、凹凸を出さないように金属を加工していることも美しさの理由です。
上記の横葺きの葺き方に合わせ、立上り部分に厚みを持たせる方法です。
立体感が持たせられるため、スレート屋根や平瓦のような風合いを出すことが出来ます。
この立上り部分があることで雨漏りがしにくくなることが期待されます。
また、この厚み部分に断熱材を入れることで、屋根に断熱性を持たせたり、金属屋根特有の雨の打ち付ける音を緩和する効果を期待できる商品もあります。
横葺きの最大のメリットは、デザインや色が豊富なことです。
一見金属屋根には見えないスタイリッシュさや趣のある仕上がりとなり、新鮮さを感じられる外観という印象が強くなります。
複雑な形状の屋根でも施工対応できるという点も大きなメリットでしょう。
豊富なバリエーションの中からデザインや色を選びたい、スタイリッシュな印象に仕上げたいという場合は横葺きがおすすめです。
また、デザインだけでなく、断熱材などの機能性を持たせた商品を利用できるのもメリットです。
ひとくちに「金属屋根」と言っても、その屋根材の配置方法によって、「縦葺き」と「横葺き」の方法があることが分かりました。
そして、それぞれに持つメリットやデメリットがあり、見た目が変わるだけではないこともお分かりいただけたでしょうか？
屋根の張り方は、普段そこまで意識して見ることのない部分ですので、実際に新築される際や、雨漏りなどの補修タイミングでしかじっくり考えることがないかもしれませんね。
普段見えないところな分、意識的に定期的な点検をすることで、お住いのメンテナンスのタイミングを正しく知ることが大事です。
私たち街の屋根やさん鹿児島店では、屋根の点検、お見積り・ご提案を無料でしております。
まずは、お気軽にご相談ください。
私たちは屋根だけでなく外壁塗装やリフォームも喜んでご相談承っておりますので、そういったこともなんでもお話しください。
塗装だけでOKなのか、それ以上のメンテナンスが必要なのか。
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