「塗料ってどのくらいで乾燥するの?」
「乾燥するときの注意点を知りたい」
こういった疑問を持っている人は多いでしょう。
この記事では、塗装の乾燥時間や注意点を紹介します。
読めば塗装の適切な乾燥時間がわかり、業者が手抜き工事をしていないかチェックできるようになるでしょう。
以下では、日本ペイント株式会社で販売されている水性塗料の乾燥時間を比較してみました。
塗装に適した気温23度を前提として、重ね塗りができる乾燥状態を記載しています。
塗料の種類 (商品例) | 乾燥時間 |
無機系塗料 (アプラウドシェラスターⅡ) | 4時間以上 |
フッ素系塗料 (パワーオーデフレッシュF) | 3時間以上 |
シリコン系塗料 (パワーオーデフレッシュSi) | 3時間以上 |
アクリル系塗料 (タイルラック水性トップつや一番) | 4時間以上 |
いずれの塗料も3~4時間程度、乾燥時間を必要とします。
塗料を選ぶ際は乾燥時間の長短で決めるより、その塗料の効果や耐久性などニーズに合う良品を選ぶことが大切と言えます。
塗装が乾燥したかを判断する方法は、時間の経過を確認する以外に2つの方法があります。
以下で詳しく紹介していきます。
塗装の表面にツヤがあるかで乾燥状態を確認できます。
塗りたての状態と比較するとよく分かりますが、乾燥していない塗装はツヤがあり光を反射します。
しばらく乾燥させても部分的に塗りたてのようなツヤがあるなら、まだ乾燥しきっていません。
人工のライトだとまぶしすぎて塗装の状態が見えにくいため、なるべく自然光で確認することをおすすめします。
ツヤの確認で乾燥していると判断できても、表面乾燥か内部まで完全に乾いているかは分かりません。
表面が乾燥したことが分かったら、次は実際にさわって乾燥状態を確認してみましょう。
上記を目安にしてみてください。
どんな塗装にも乾燥に一定以上の時間が必要です。
乾燥時間が不足していると後々の影響が出てしまう恐れがありますので、リスクと注意点をご紹介します。
注意点として、季節によっても乾燥時間が変わることは頭に入れておく必要があります。
以下は、商品ごとの気温による乾燥時間の違いです。
塗料の種類 (商品例) | 5~10℃ | 23℃ | 30℃ |
無機系塗料 (アプラウドシェラスターⅡ) | 6時間以上 | 4時間以上 | 3時間以上 |
フッ素系塗料 (パワーオーデフレッシュF) | 8時間以上 | 3時間以上 | 2時間以上 |
シリコン系塗料 (パワーオーデフレッシュSi) | 8時間以上 | 3時間以上 | 2時間以上 |
アクリル系塗料 (タイルラック水性トップつや一番) | 8時間以上 | 4時間以上 | 3時間以上 |
どの塗料も気温が高いと乾燥時間が短く、気温が低いと乾燥時間が長い傾向があります。塗装をする際は上記のおおよその気温を把握しておくのが良いでしょう。
乾燥が不足したまま重ね塗りをしてしまうと、空気や水が塗膜内に入り込みふくらみやはがれが生じる恐れがあります。
症状の発生は、塗装してから数ヶ月や数年経ってから症状が出るケースが多いので気が付きにくいです。
塗膜がはがれてしまうと塗装の役割が完全になくなってしまいます。
乾燥する前に塗装するのは避けましょう。
塗装の乾燥時間を守らないと、数年後に塗装がはがれたり、メンテナンスのタイミングが早まったりする恐れがあります。
せっかくお金をかけて塗装をするのですから、耐用年数に満たずに劣化することは避けたいでしょう。
塗装をする際は塗料ごとの乾燥時間を把握し、業者が適切に工事をしているかチェックしておきましょう。
「初心者でもわかる屋根塗装の耐用年数と寿命を長く保つコツ」では塗料の耐用年数を紹介しています。
興味がある人はチェックしてみてください。
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