「屋根の役物ってなに?」
「どんな役割や種類がある?」
リフォームの際、こういった疑問を持つ人は多いでしょう。
屋根における役物とは、「屋根の先端部」や「棟(勾配の頂部)」などの特殊な場所に使う部材で、屋根と同じ材料でつくられるのが一般的です。
屋根の役物には、「防水機能」や「端部の固定」、「外観イメージを印象づける」役割があるほか、使われる場所に応じていくつかの種類があります。
この記事では、屋根役物の役割や種類、用途について解説します。
読むと、屋根の役物についての基礎知識がわかり、リフォームに役立つでしょう。
ここでは、屋根役物の3つの役割について具体的に説明します。
詳しくチェックしていきましょう。
屋根役物の最も重要な役割は「防水機能」です。
役物は、「屋根の先端部」や「棟(勾配の頂部)」などに使う部材です。
「部位の端部」や「異なる形状が取り合う場所」は、複雑な納まりになることが多く、漏水のリスクが高い場所といえます。
そのため、屋根役物には確実な防水機能が求められます。
屋根端部がしっかり固定されていないと、強風などにあおられ「めくれ」や「破損」が生じることがあります。
めくれや破損を防ぐため、部材端部を確実に固定することも、屋根役物の大切な役割です。
固定部に屋根役物を覆いかぶせて納めるため、リフォーム完成後だと目視で確認できません。
そのため、固定部の確認はリフォーム中に行うと良いでしょう。
屋根役物は、「屋根の先端部」や「棟(勾配の頂部)」など、人目に付きやすい場所に設置されるため、外観の印象を大きく左右する部材です。
屋根と異なる色で個性を主張したり、コンパクトに納めたりして洗練された雰囲気を演出することができます。
こうした外観イメージを印象づけるのも、屋根役物の役割のひとつです。
ここでは、屋根役物の代表的な3つの種類を説明します。
詳細をチェックしていきましょう。
軒包みは、「軒(勾配の頂部)」に取り付ける役物で、勾配屋根であればどの住宅にもある部位です。
「軒」は、屋根の中でも特に漏水リスクが高い場所のため、軒包みは確実な防水機能が求められます。
ケラバ包みは、「ケラバ」と呼ばれる「屋根妻面(棟と直行する面)」の端部に取り付ける役物です。
ケラバ包みを取り付ける「ケラバ」は、漏水リスクが高いだけでなく、強風により屋根材のめくれや破損が生じやすい場所です。
そのため、ケラバ包みには確実な防水機能と固定が求められます。
鼻隠しは、屋根先端部である「軒先」を正面から覆うように取り付ける役物です。
屋根の軒先は人目につきやすい場所のため、鼻隠しは防水機能だけでなく、外観イメージを良くする工夫があると良いでしょう。
軒先は強風による下からの吹上げの影響を受けやすいため、見た目だけでなく確実な固定をすることも重要です。
屋根役物には、「防水機能」や「部材端部の固定」、「外観イメージを印象づける」といった役割があります。
屋根役物の代表的な種類として、軒包み、ケラバ包み、鼻隠しがあり、取り付ける場所に応じた用途が求められます。
屋根役物は人目に付く場所に取り付けられるため、「見た目」を優先したくなる部材ですが、防水機能という重要な役割を持つ部材です。
そのため、リフォームにあたっては屋根役物の役割を理解し、見た目と機能をバランス良く検討すると良いでしょう。
もし屋根の耐用年数を知りたい場合は「屋根の耐用年数とメンテナンス時期を解説!」もチェックしてみてください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん鹿児島店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2024 街の屋根やさん All Rights Reserved.