鹿児島の屋根やさんコラム│屋根材の違いで防音って変わるの?
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます(^^)
本日、12月1日は映画の日です。
〇〇の日シリーズです(笑)
というわけで、今回は室内の音響・・・という話になると完全に屋根や家の構造というよりもデジタルなお話になりそうですので、今回は、屋根の防音について見てみたいと思います。
ご自宅で、映画鑑賞するときなど、少しでも雑音が少ないに越したことはありませんが、完全な防音仕様にするのは大変です。
ですが、屋根に打ち付ける雨の音など、不快な音を「和らげる」対策でしたら、少々ハードルが下がります(^^)
そこで今回は、屋根材の違いで防音性の違いがあるのかに着目してみます。
屋根自体による防音性の違いや、工法による違いも含めて見ていきたいと思います。
また、防音性だけでなく遮音性を含めた観点で進めていきたいと思います。
主な屋根材についての防音性・遮音性についてまとめてみます。
瓦屋根は、重さがあることで「耐震性が・・・」と避けられがちですが、実はその重さが防音性や遮音性では高性能に繋がります。
重さがある素材程、音を通しにくくなりますので、瓦屋根はこの観点で言うと優秀な素材と言えます。
粘土という素材であることによる重さや厚みが、外の音を和らげますし、素材の質感により、打ち付ける雨音も和らげてくれることによって、屋根材の中では特別な工夫をしない状態でも一番静かな屋根にすることができます。
スレート屋根は、瓦屋根の次に遮音性が高い素材と言えます。
スレート屋根は軽量であることがメリットの素材であり、屋根材そのものはそこまで分厚さを持っていないものが主流なのですが、屋根材の下にある防水紙や野地板などの屋根下地の構造があるため、屋根全体としての厚みを備えております。
そのため、瓦屋根に次いで遮音性が期待される屋根材と言えます。
金属屋根は、スレート屋根同様、屋根下地をもつ構造であり、屋根の厚み自体を作れてはいるのですが、屋根材の素材そのものが一番軽量で薄いため、瓦屋根、スレート屋根に比べると遮音性が劣ってしまいます。
また、屋根材そのものに雨が打ちつける際の音が一番大きく、雨の日にはその音が響くというデメリットがあります。
一昔前のトタン屋根は、特にうるさいイメージがあるかと思います。
しかしながら、現在、金属屋根で主流となりつつあるガルバリウム鋼板のものは、トタン屋根に比べると機能面がアップしております。
表面に石粒(ストーンチップ)を表面に吹き付けることで音を緩和していたり、屋根材に防音材や断熱材を一体化させることで音が響きにくくなっているものであったりと、様々な工夫をした製品も出てきています。
その結果、「金属屋根はうるさい」というイメージが少しずつ払しょくされ、徐々にデメリットが緩和されつつあるともいえます。
前述の通り、屋根材に遮音材が付いていたりするものもありますが、施工時にそういった防音材や遮音材を屋根材の下に入れることで遮音性アップする方法があります。
遮熱や断熱の素材を屋根下地に使用する場合がありますが、それらによっても若干遮音性が上がりますので、遮熱効果だけでなくちょっとした遮音効果を期待して遮熱効果のある下地を使用するのもアリかもしれませんね。
また、屋根材自体に遮音性を高める塗料もありますので、メンテナンス時に何らかの遮音性を高めたいというご機能がある場合は、お気軽にご相談ください。
既存の屋根がスレート屋根や金属屋根である場合は、カバー工法を行うことで遮音性を上げることもできます。
カバー工法は、別名「重ね葺き」や「オーバールーフ工法」と呼ばれる通り、屋根材が2重になる工法です。
そのため、屋根材がその分厚みと重さを持つことで遮音性がアップするのです。
ちなみに、遮熱性もアップします(^^)
また、その際に空気層を作ることで遮音性・遮熱性ともに向上させる効果を期待できます。
屋根材の違いによって、おすまいの遮音性が大きく変わってくることが分かりました。
重くて耐震性に劣ると言われている瓦屋根は遮音性が高くなりますし、軽くて耐震性に優れている金属屋根は遮音性が劣ってしまいます。
このように、屋根材には様々な種類があることで一長一短の特徴を持っています。
実際にお住いになられる方の要望に応じて、何を優先するのかを考え、屋根材を選ぶことが大事です。
実際に優先したもので建てられたお住まいで、住んでみた結果ご不満が出ることもあるかと思います。
そういった点を、メンテナンスのタイミングでリフォームするのもおすすめです。
おすまいの防音性・遮音性に限らず、何らかのご不安やご不満がありましたら、お気軽にご相談ください。
街の屋根やさん鹿児島店では、無料にて屋根や外壁の点検を行っております。
その際、今後のご希望などもお伺いして、お見積りを作成させていただきます。
実際の工事のご契約前までのお見積りやご提案は無料で行っております(^^)
今すぐのメンテナンス予定でなくても、ご遠慮なくお声かけください。
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