鹿児島の屋根工事│屋根カバー工法のメリットとは?
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島で屋根にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
屋根のメンテナンス方法の中でも人気の屋根のメンテナンス方法に屋根カバー工法があります。
重ね葺き、オーバールーフ工法という呼び方もあります。
この屋根カバー工法ですが、どうして人気があるのでしょうか?
そのメリットとは。
屋根カバー工法の魅力と、屋根カバー工法が選ばれる理由を挙げてみたいと思います。
屋根カバー工法とは、別名「重ね葺き」「オーバールーフ工法」とも呼ばれる屋根のメンテナンス方法です。
これらの名称から分かるように、既存の屋根材の上に「重ねる」形で屋根材を葺く方法です。
1)棟板金と、その下に設置してある貫板の撤去
2)元々の屋根の上にルーフィング(防水紙)を設置
3)新しい屋根材の設置
4)新しい貫板の設置
5)新しい棟板金の設置
6)板金の合わせ目にコーキング処理
ざっくりとした工程は上記のとおりです。
屋根カバー工法は、新しい屋根材に変えるためのものですので、「葺き替え」と比較した際のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
既存の屋根の上に新しい屋根材を葺くため、撤去する部分が棟板金周辺のみですので、葺き替えに比べて既存屋根の撤去する廃材が大幅に少なくなります。
その分、その撤去にかかる費用や、廃材の処分費用がカットできます。
特に、既存の屋根材がアスベスト使用の場合は処分費用が割高となるため、この工法がオススメです。
アスベスト使用の場合、処分もそうですが、作業する際に飛散する粉塵を吸い込むと健康被害があると言われていることもあり、その作業自体がカットされるのは大きなメリットでしょう。
撤去する部分が少なくなるということは、その作業自体が減るため、工事日数も短くて済みます。
それにより、人件費も削減され、費用面のメリットも同時に発生します。
屋根の工事期間中は、足場が建ちます。
家を覆う足場や飛散防止シートなどのある状態の期間は、快適だとは言えません。
お住まいの方はもちろんですが、撤去の際に多少の粉塵が近隣に飛散することも起こりえますので、近隣の方対して申し訳ない気持ちにならずに済むのも不安を増やさずに済むというメリットかもしれません。
そういった不快や不安の期間は少しでも短いと助かりますよね。
屋根の上に屋根を重ねることにより、屋根材が分厚くなります。
そのため、屋根の防音性や断熱性が上がります。
また、既存の屋根の上に空気の通り道となる通気層ができるようにして、新しい屋根を作る、屋根通気工法という方法をとると、その分費用はかかりますが、更に高い断熱効果を得ることが出来ると言われています。
屋根の上に屋根を重ねるため、どうしても屋根の重量が重くなります。
そのため、既存の屋根材が瓦屋根の場合は、それ以上の重量をかけることは難しいため、施工自体ができません。
お住まいの耐重量をオーバーしてしまうと危険だからです。
また、現在がスレート屋根であっても、すでにカバー工法されている場合は、3重にすることは出来ません。
今かぶせている屋根材を撤去し、改めて2重にすることは問題ありませんので、一番上の層を撤去する必要があります。
屋根の重量が大きくなると、その分重心が上に上がることにより耐震性の面で不利になりますので、カバー工法で重ねる屋根材は軽量のものを選ぶようにしましょう。
(そのため、金属で軽量であるガルバリウム鋼板の屋根材がカバー工法の時に人気があります)
既存の屋根の野地板の劣化が酷い場合もカバー工法の施工はできません。
屋根材の下にある野地板が傷んでいると、その上にある屋根材の固定が上手くいかず、結果的にすぐに剥げ落ちるなどのトラブルとなります。
その場合は無理矢理カバー工法で重ねることはせずに、葺き替え工事で野地板を新しくすることが大事です。
せっかく工事したのにすぐ飛ぶ屋根になってしまっては意味がありません。
現状の野地板に問題がないことを確認したうえで施工しましょう。
屋根カバー工法でのメンテナンスを行う際は、施工して大丈夫なのか、状態をきちんと見極められる業者を選ぶようにしましょう。
屋根カバー工法にはデメリットもありますが、圧倒的に大きなメリットがあることが分かりました。
特にアスベスト使用の屋根材を使っている場合は、そのメリットが更に大きいようです。
屋根材の劣化は、放置しておくと一気に劣化の進行が進み雨漏りの原因となります。
最初は屋根材だけの不具合であっても、放置しているうちに次第にその下にあるルーフィング(防水紙)や野地板に劣化が広がり、最終的には葺き替え以外の選択肢が無くなり、大掛かりな工事が必要となります。
既存の屋根材に対しては、塗装などのメンテナンスを定期的に行い、屋根材の劣化を遅らせることが大事です。
そして、塗装では直せないヒビや割れなども見つけたら早めに交換するなどの対応をしていきましょう。
そうすることで、ルーフィング(防水紙)や野地板も長持ちさせることが出来ます。
前述の通り、野地板まで劣化してしまうと、カバー工法での施工は出来ず、「思っていたより費用が掛けないと安心した家を取り戻せない」ということになってしまいます。
お住まいの不具合は、少しでも傷が浅いうちに直していきましょう。
放置しておいても直ることはありませんし、こまめなメンテナンスが、最終的な出費を抑えてくれます。
メンテナンス時期が分からないなどのお悩みは、私たち街の屋根やさん鹿児島店にご相談ください。
無料点検・お見積り・ご提案をさせていただきますので、その際に不安なことはお伝えください。
今のお住まいの状況や今後のお住まいの使い方など、お住いになられる方それぞれにあったメンテナンス方法をご提案させていただきます。
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