金属屋根や化粧スレートの屋根の頂点部分の板金のことです。
写真のように、屋根の接続部分を保護し、雨の侵入を防ぐ役目があります。
また、頂点にかぶさりますので、屋根材を固定しています。
この棟板金は、釘やビス止めされていますので、それらの押えが浮いたり抜けたりしていると強風によって飛ばされやすくなります。
また、この棟板金の下にある貫板の部分が劣化している場合も、固定している釘などが抜けやすくなり、飛ばされる原因となります。
「この棟板金の部分が浮いている、ここの釘が抜けているからリフォームした方がいいですよ。」
という、お声がけでやってくる悪徳訪問販売業者も多いと聞きます。
目で見ることが難しいけれど、屋根の不調が起こりやすく、破損していると非常に不安になる箇所であるためです。
本当にメンテナンス時期であるから声をかけられるということもあるとは思いますが、特に不良箇所が無いのにそのように伝え不安をあおり、契約を迫る業者もいます。
定期点検をしておくことで、「うちは大丈夫」と安心してお断りできます。
もし、不安に感じた場合は、信頼できる屋根工事業者へ相談するようにしましょう。
焦ってその場で見知らぬ業者の方を屋根の上にあげたり、今すぐ契約したら安くしますといった言葉に流されて契約するようなことはやめましょう。
まず、通常であれば、その場で金額を決めることは出来ません。
見積金額を正確にお出しし、検討していただき、契約を急かすようなこともいたしません。
大事なお住まいのメンテナンスです。慎重になって当然です。
繰り返しますが、決してその場で契約をしたり点検で屋根に上がってもらうようなことは避けましょう。