屋根材には、大きく分けて以下の種類があります。
以下では、それぞれの屋根材のメリット・デメリットと、どんな人におすすめかを解説していきます。
瓦の種類には、和瓦(日本瓦)・洋瓦などの粘土瓦、セメント・コンクリートを
成形したセメント瓦・コンクリート瓦などがあります。
瓦屋根のメリットは耐久性があり寿命が長いことです。また、形・サイズ・色が同じで
部分交換などのメンテナンスがしやすく、断熱性や防音性にも優れています。
デメリットは重量が重いため、建物自体の耐震性が必要なことです。
粘土瓦の費用単価は8,000~10,000円/平方メートルで、耐用年数は40~50年以上。
セメント瓦・コンクリート瓦の費用単価は5,000~8,000円/平方メートルで、
耐用年数は20~30年となります。
瓦屋根は和風建築に合うので和の雰囲気を重んじる方や、
耐用年数が長いので頻繁なリフォームを避けたい方におすすめです。
スレートとは平たい板状の屋根材で、
それを何枚も組合せた屋根のことをスレート屋根と呼びます。
スレート屋根のメリットは、安価かつ軽量で、耐震性に優れていることです。
また、カラーやデザインなどのラインナップが豊富にあること、
施工がしやすいことも大きな魅力です。
デメリットは軽いが故に飛来物等からの衝撃に弱いこと、防音性・断熱性が低いこと、
塗装などのメンテナンスが頻繁に必要なことがあげられます。
スレート屋根の費用単価は5,000~7,000円/平方メートルで、耐用年数は20~30年です。
スレート屋根は屋根リフォームの費用を抑えたい方や、
屋根のカラーやデザインにこだわりたい方におすすめです。
金属の種類には、トタン、ガルバリウム鋼板、ジンガリウム鋼板などがあります。
金属屋根のメリットは軽量で耐久性に優れており、メンテナンス頻度が少ないことです。
また、カラーバリエーションが多く、屋根勾配の自由度も高いため、デザイン性が高まります。
デメリットは金属なので断熱性や遮音性が低いこと、傷に弱いため傷がつくと
防錆性能が著しく低下することです。
金属屋根の費用単価は6,000~8,000円/平方メートルで、耐用年数は25~40年です。
金属屋根は建物の外観をすっきりシャープにしたい方や、
メンテナンスに手間をかけたくない方におすすめです。
アスファルトシングルとは、アスファルトを原料とした屋根材です。
アメリカでのシェア率が特に大きいです。
アスファルトシングルのメリットは軽量で、防水性に優れていることです。
また、柔らかい素材のため、曲面の屋根にも対応可能で自由度が高いです。
デメリットは国内での普及率が低いため、取り扱う施工会社が少なく、
流通量も少ないため比較的高価であることがあげられます。
アスファルトシングルの費用単価は7,000~9,000円/平方メートルで、
耐用年数は10~30年です。
アスファルトシングルは防水性を高めたい方や、
屋根の形状にこだわりたい方におすすめです。
屋根材を選ぶポイントは、以下の3つです。
それぞれのポイントの詳細を確認していきましょう。
屋根材を検討するうえで最も大きなポイントは価格でしょう。
屋根材の価格は、種類によって大きく異なるため、予算額から素材を検討してみるのも
良いかもしれません。
また、その際にはメンテナンス費用も考慮し、数年後に思わぬ出費が発生しないように、
事前に想定しておくと良いでしょう。
屋根材は屋外の過酷な環境下にさらされているため、耐久性を考慮しておくと、
メンテナンス頻度が少なくなり経済的です。
屋根の素材により耐用年数も異なるため、予算と相談してより
耐用年数の長いものを選んでおくと良いでしょう。
屋根材が重くなるほど、屋根を支える柱や壁に負担がかかり、耐震性が低下します。
重い屋根材は耐久性が高いですが、
金属屋根など軽量な屋根材でも高い耐久性を持つものもありますので、
その他の性能を含めしっかり比較をして、最適な屋根材を検討してみてください。
屋根材は価格、耐用年数、耐震性など何を重視するかで選ぶものが変わります。
優先する要素を決めることで、後悔しない屋根材選びが可能です。
この記事を参考に最優先事項を決め、あなたのお家に最適な屋根材をぜひ見つけてみてください。
「屋根塗装の費用を安くする3つの裏技をチャックして節約しよう」では,
工事費用を安くする方法を解説しています。
工事費を抑えたい人は読んでみてください。
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