雪止めは、屋根に積もっている雪が落下するのを防止するための部品のことです。
雪は水分を含んでいるので見た目に反してかなり重く、人の上に落雪すると大事故になります。
いざ設置しようとしても、雪止めがどんなものなのか分からない人がほとんどではないでしょうか。
この記事では、雪止めが必要な状況と、設置が必要な場合はどんな雪止めを選べば良いのかを解説します。
また、設置する際の注意点もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
屋根に雪止めが必要な状況は3つあります。
1. 少量の雪が降る
2. 屋根の下を人が通る
3. 隣家が近い
上記を1つずつ見ていきましょう。
雪止めは豪雪地帯より少量の雪が降る地域に必要です。
豪雪地帯は雪止めを超えて雪が積もるため、設置してもほとんど効果がないからです。
また、雪下ろしの際に雪止めがあるとスコップに引っかかるため邪魔になります。
屋根の下を人が通る場合も雪止めの設置が必要です。
水分を含んだ重い雪が人の上に落ちれば大ケガをします。
当たりどころによっては死に至ることもあるでしょう。
雪止めを設置することで落雪による事故を防ぐことができます。
隣地または隣家が近いと落雪で窓ガラスや外壁を破損するおそれがあります。
雪止めを設置することで落雪によるトラブルが回避できます。
一口に雪止めといっても種類は様々ですが、なかでも代表的な3種類のタイプをご紹介します。
また、雪止めは屋根材に適したものを選ぶ必要があるので、最適なタイプの選びかたもあわせてご覧ください。
雪止め瓦は通常の瓦と形が違い、落雪を防ぐために輪型の雪止めが施された瓦のことです。
設置は通常の瓦を外して雪止め瓦と取り替えるだけなのでとても簡単です。
スレートとスレートの隙間に雪止め金具を差し込んで、「切起し部」を下側のスレートに引っかけて使用します。
雪止め金具はスレート専用の商品です。
屋根材と積雪の間に取り付けることで、屋根と雪の間に空間を作り落雪を防止します。
スレート屋根や銅板屋根など、すべての屋根で利用できます。
また、屋根材の色にあった色を選べるので外観を損なう心配もありません。
屋根に雪止めを設置する際の注意点が3つあります。
1. 雪止めは後付け可能
2. サビが屋根に移る危険性
3. 耐震性の低下
以下では1つずつ紹介していきましょう。
雪止めはすべて後付けできようになっています。
もし雪止めが設置されてないのでしたら、自宅の屋根材に最適な雪止めは何なのか業者に相談することをおすすめします。
金属製の雪止めは屋根よりも錆びやすいため、金属屋根だと金具のサビが移る危険性があります。
対処法としては、雪止め金具をサビに強いステンレス製のものを使用するか、雪止めネットを使用するかのどちらかです。
屋根は軽いほど耐震性が高いです。
雪止めの設置数が多くなるほど屋根は重くなるため耐震性が低下します。
重量による耐震性の低下が懸念される場合は、取り付ける前に業者に相談してください。
雪止めは隣家や道路が屋根の下にあり、雪がたまにしか降らない地域に適しています。
雪止めの設置は屋根を葺き替えするタイミングがおすすめです。
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