瓦屋根は、放置しても美しさをキープできるわけではありません。
定期的なメンテナンスが必要となります。
この記事では瓦屋根をメンテナンスするにはどのような点に注意すべきなのかを紹介します。
瓦には多くの種類があり、それぞれ耐用年数やメンテナンス時期が違います。
瓦の種類の見分けかたや種類別のメンテナンス時期をまずは紹介します。
セメント瓦とは、モルタルと砂を混合して作成した瓦です。
軽量かつ火に強いこともあって、防災でも用いられることが多いのが特徴となっています。
目安としては10年おきに塗り替えやコンディションのチェックを行うようにしましょう。
セメント瓦の耐久性は決して高くなく、30年程度で交換する必要があります。
特に、耐水性が失われると急激に劣化して、脆くなってしまうのです。
「日本瓦」とは、粘土を材料に作った焼き瓦です。
窯で焼くだけの「素焼き瓦」と、釉薬を塗った上で焼く「釉薬瓦(ゆうやくがわら)」があります。
日本瓦は50年を目処に破損や割れを目視でチェックしておく必要があります。
耐久性が非常に高く、物理的に割れるなどのダメージを受けない限り
100年近くは使い続けることができます。
瓦屋根のメンテナンスは危険な作業を伴うため、自分で手入れをするのは避けるべきです。
では、業者に依頼する場合はどのような方法で、どの程度の費用が発生するのでしょうか。
屋根で特定の瓦だけを交換する場合は、部分補修という形で修理を業者に依頼します。
破損した瓦を取り除き、漆喰の補修も合わせて行わなければならないため、
費用としては30万程度かかることが多いです。
また、豪雪地帯では冬場に雪が屋根に積もって、瓦がずれるというトラブルが発生します。
このため、豪雪地帯で瓦屋根を目にすることはほとんどありません。
部分補修は、瓦がずれただけであれば5万円程度で済むでしょう。
瓦を長持ちさせたり見た目を良くしたりするために、瓦の塗り替えも重要なポイントです。
塗り替えの場合は、足場を組んでから高圧洗浄機などで瓦をきれいにします。
次に、シーリングや破損した瓦の補修をして、塗料の重ね塗りをしていきます。
費用としては、トータルで50万円〜70万円前後はかかるでしょう。
「カバー工法」とは、主に平板スレートを対象にして行う重ね張りの工法です。
基本的に軽量の既存屋根に金属素材を重ね張りするため、重い瓦屋根ではカバー工法はできません。
瓦屋根の場合は原則として葺き替えを検討してください。
劣化が進んだ瓦の場合は「葺き替える」という選択をしなければなりません。
葺き替える素材は、瓦のほか、スレートやガルバリウム鋼板も可能です。
施工方法としては、最初に瓦をすべて取り外します。
劣化がひどい部位があれば補修をして、新しい素材を取り付けていきます。
各素材の費用は、以下のようになっています。
日本瓦の価格が圧倒的に高いイメージがありますが、
100年以上の耐久性能があるためトータルコストとして考えればお得感があります。
瓦屋根のメンテナンスを行う場合は、ただ依頼するだけでなく次のポイントに注意を払ってください。
火災保険に加入している場合、台風や強風などによって瓦が破損したときに
「風災」が適用できるためメンテナンス費用を抑えられます。
業者を呼んで破損の原因をしっかりと調査し、
火災保険が適用できるかどうかをチェックするようにしましょう。
飛び込みで訪問営業をしてくる業者に、瓦屋根のメンテナンスを提案されることがあります。
ありがたく感じるかもしれませんが、訪問営業をする業者は悪徳業者が多いです。
騙されないためには、訪問営業する業者に頼らず自分自身で依頼先を見つけ出すことが重要です。
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ささいな問題でもお気軽にご相談ください。
瓦屋根は火災保険で修理できるケースもあります。
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