「コロニアル屋根にはアスベストが含まれているって本当?」
「もし屋根にアスベストが含まれていたら、一体どうすれば?」
自分の家にアスベストが使われているかもしれないとなれば、不安に思うのも無理はありません。
アスベストを含む屋根にどんなリスクがあるのか、これからどうすればいいのかなど心配になるはずです。
この記事では以下の内容を解説します。
・コロニアル屋根にアスベストが含まれているか見分ける方法
・アスベストが含まれるコロニアル屋根の問題点
・アスベストを含むコロニアル屋根のリフォーム方法
正しい知識を身につけ、落ち着いて対応を進めましょう。
本来の意味での「コロニアル」は、ケイミュー株式会社が販売している屋根材の商品名です。
コロニアルはスレート屋根の中でもシェアが高い商品でした。
そのため、コロニアル屋根と言えば一般的にスレート屋根を指します。
コロニアル屋根にアスベストが含まれているか見分ける方法は以下の通りです。
順番にチェックしていけば、屋根にアスベストが含まれているか判断できます。
アスベストの製造や使用が禁止となったのは2006年9月1日です。
つまり、家を建てたのが5年や10年前であれば心配する必要はありません。
コロニアル屋根の中には瓦を模した製品もあります。
専門外の方だと、屋根の種類を一見して判断するのは難しいかもしれません。
コロニアル屋根だと思っていたら粘土瓦だった、ということもあるでしょう。
もしかすると、あなたの自宅の屋根も粘土瓦や金属屋根かもしれません。
建築した時の資料等に目を通し、屋根の種類をもう一度確認してみてください。
粘土瓦や金属屋根は建てられた時期に関係なくアスベストが含まれていません。
もし粘土瓦や金属屋根だと判明すれば、アスベストの心配は不要だといえます。
屋根のメーカーや品番が判明しているなら、以下のページでアスベストの有無を調べられます。
屋根材の詳しい情報がわからない場合は、工事を依頼する業者に確認してもらいましょう。
アスベストには発がん性があるなど、その危険性に注目が集まりがちです。
しかし、コロニアル屋根に含まれるアスベストが健康に影響を及ぼすことはほとんどありません。
屋根材のアスベストはセメントの中に混ぜ込まれており、飛散しにくいからです。
アスベストを含むコロニアル屋根は耐久性が高いことで知られています。
屋根の劣化が進んでいないなら、無理して今すぐ対応する必要はありません。
アスベストを含むコロニアル屋根はリフォーム時に注意が必要です。
被害を受ける恐れがあるのは作業員であり、あなた自身が影響を受けることはないでしょう。
ただし、普通の屋根よりも慎重に処理する必要があるため、費用がかさんでしまいます。
アスベストを含むコロニアル屋根のリフォーム方法は葺き替え工事とカバー工事の2つです。
それぞれの特徴を解説します。
葺き替え工事は、今の屋根を解体して新しい屋根に変える工事です。
葺き替え工事はアスベストを含む屋根を丸々撤去できるため、不安を根本的に解決できます。
予算に余裕があるなら葺き替え工事をおすすめします。
古い屋根を処理しなければいけないため、撤去費用がかさみます。
また大規模な工事となるため、工期も長くなります。
カバー工事は現在の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる工事です。
カバー工事はもとの屋根材を撤去する必要がないため、葺き替え工事より安く済みます。
また、解体作業がないため工期も短くなります。
とにかく費用を抑えたい方にはカバー工事がおすすめです。
アスベスト自体は屋根に残ったままとなります。
いずれは対処する必要があるため、問題の先送りになっているともいえるでしょう。
アスベストを処理するには環境にも負荷がかかります。
次に工事をする時は撤去費用が高くなるでしょう。
| メリット | デメリット |
葺き替え工事 | ・アスベストを完全に撤去できる | ・費用が高い ・工期が長い |
カバー工事 | ・費用が安く済む ・工期が短い | ・アスベストが屋根に残る ・次の工事で費用が高くなる |
屋根にアスベストが含まれていても飛散することはほとんどありません。
劣化が進んでいなければ心配する必要はないでしょう。
アスベストを含むコロニアル屋根はリフォーム時に注意が必要です。
リフォームの方法としては葺き替え工事かカバー工事が考えられます。
予算に余裕があるなら、完全にアスベストを撤去できる葺き替え工事を選ぶと良いでしょう。
葺き替え工事もカバー工事も専門の技術が不可欠です。
自分一人で対応しようとせず、必ず業者に相談しましょう。
「屋根材の種類や費用、耐用年数、あなたに適した材料の選びかたを解説!」では屋根材について詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
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