鹿児島の屋根やさんコラム│屋根塗装ってどうして重ね塗りが必要なの?
街の屋根やさん鹿児島店です。
鹿児島から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます(^^)
塗料の種類にもよりますが、屋根塗装をする際、より効果的に美しく仕上げるためにはメーカーの決めた塗布方法どおりに施工します。
一般的に下塗り・中塗り・上塗りという3回塗りをするものが多いでしょう。
状態によっては、下塗りを2回して4回塗りになっていることもあるので、使用する塗料や屋根材の状態によって回数が変わります。
3回はあくまでも目安で、一般的なメーカー推奨の使い方をした場合の回数ですので「絶対」ではないことを頭の隅に残しておいていただけたらと思います。
では、それぞれの目的をお話ししていきましょう。
もちろん塗装することで、見た目が新品のようになり、見た目が見違えるようになるのは当然です。
ですが、塗装の目的は見た目だけでなく、屋根材を守るという重要な目的があります。
塗装が必要な屋根材は、塗装をすることでできる塗膜が屋根材を守ったり、その機能性を高めることを目的としています。
例えば、原料にセメントが使われていて防水性のない屋根材であれば防水性を与え、金属屋根のようにサビやすい屋根材であればコーティングすることでサビにくくします。
塗装の重要性については、こちらのコラムもどうぞ。
>>屋根塗装って何のために必要なの?今回は一般的な3回塗りについてお話ししますが、その塗装の目的を果たすために使う塗料によって、施工方法は若干異なります。
塗料の種類によっては、2回塗りOKなものがありますので、「3回じゃないのは手抜き工事?」とはなりません。
実際塗装をされる際には、ご使用になられる塗料の特徴や、どういう理由で何回塗るのか(メーカー推奨回数ちゃんと塗るのか)、お見積りの段階でしっかりとお話をされて、決定すると良いでしょう。
一番最初の塗りです。
劣化した屋根材の表面を整えたり、劣化による乾燥で塗料を吸い込む量が多い場合はこの段階で多めに塗ることで中塗り・上塗りで塗る塗料が吸い込まれずにしっかり塗膜を作るために乗せることが出来ます。
作業前や作業途中で、下塗りが1回では足りない場合は、下塗りを2回することもあります。(これが4回塗りになってしまうパターン)
万が一、下塗りの段階で下地への塗料の吸い込みをしっかりさせずに中塗り・上塗りとするとその段階で更に下地に塗料が吸い込まれることでムラができやすくなります。
しっかりと下塗りをすることで、最終的な仕上がりが変わってきます。
また、この下塗の際に、錆び止め効果があるものを塗ることもあります。
このように、機能性を高める効果を最大限に発揮するためにも、下塗りは特に丁寧にしっかりとしておくことで美しく仕上がるのです。
あとから2回も塗るのに・・・ではなく、あとからさらに2回塗られるからこそ、土台がしっかり塗られていないといけないというわけですね!
もしくは上塗りの1回目と表現することもあります。
(下塗り1回、上塗り2回と表現し、中塗りは上塗りの1回目とする)
下塗りがしっかりされていると、中塗りが終わった段階でも十分きれいな状態に仕上がってる!という見た目になります。
ですが、これだけでは、色はついているかもしれませんが、塗膜を作るという意味では足りていません。
また、下塗りがしっかりしていたとしても、1回塗っただけでは色ムラも発生しやすいので、この段階を仕上とはせず、上塗りが2回とするものが多いのです。
もしくは上塗りの2回目と表現することもあります。
(下塗り1回、上塗り2回と表現し、上塗りの2回目とする)
塗料の製造メーカーの指定の塗り回数がありますが、一般的には、この3回の塗りで仕上げとなります。
仕上にしっかりともう一度色を重ねることで、色ムラをなくし、屋根全体しっかりとした塗膜を作り上げることが出来ます。
特に屋根の上は直接見て確認しづらいため、写真で確認いただくこともあるかもしれませんが、色のツヤや深みが違い、仕上がりが更に良くなっているのがお分かりいただけると思います。
可能な場合は、足場があるうちに途中経過を確認するのも良いかもしれません。
ただし、この場合は足場があるとはいえ、高さがあり危険です。
夜などの職人さんがいない時間帯に勝手に登るのではなく、明るい時間帯に職人さんと一緒にヘルメットなどを着用の上、ご確認いただくことを推奨します。
季節によっては夜は雨が降っていなくても夜露で滑りやすくなっていることもあります。
環境の整っていない状態で足場に登るのは危険ですのでお控えください。
下塗りでしっかりと下地を作り、中塗りと上塗りで色だけでなくしっかりとした塗膜を作って仕上げる。
よく例えられるのがお化粧やネイルです。
下塗り→化粧水や乳液でお肌を整える/ベースコートで爪の表面を整える
中塗り→ファンデーションで色を整える/カラーで色を乗せる
上塗り→パウダーで表面を整える/トップコートで表面を整えキープ力を上げる
美しく仕上げるには3回塗りするのがどの世界でも大事なのでしょうか?(笑)
とはいえ、屋根材の塗装は、見た目だけではなく、塗膜を作ってしっかりを屋根材を守る目的も重要です。
夏は強い日射し(紫外線)や台風時の雨など、屋根にとって強い刺激がいっぱいです。
そんな屋根材を守るために大事なことなのです。
大事な屋根を守るためのことなのだ!という理由が分かると、3回も丁寧に塗ってくれる職人さんへの感謝の気持ちも高まります。
お住まいをよりよく保つために必要な塗装を必要なタイミングで施工できるよう、定期的な点検をしましょう。
私たち街の屋根やさん鹿児島店のスタッフが、親身になってお話を聞かせていただきます(^^)
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