「屋根における板金部ってなに?」
「板金工事の事例を知りたい」
こういった疑問を持っている人は多いでしょう。
屋根に使われている板金は雨水を建物内部に侵入させないためのものです。
また、板金にはいくつかの種類があります。
この記事では、板金の種類と修理費用の相場などを解説しています。
板金を使用した工事の事例も2件ご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
屋根に使っている板金は3種類あります。
上記の板金の役割を以下で解説します。
棟板金とは、スレート屋根の頭頂部にかぶせる山形の金属板のことで、雨水が侵入するのを防ぐ役割があります。
水切りとは、外壁を伝って落ちる雨水が内部に侵入するのを防ぐ役割の板金のことです。
雨どいとは、屋根を流れる雨水を集めて地面や下水に排水する役割があります。
屋根の側面部につけられた部品です。
「とゆ」と呼ばれることもあります。
屋根の板金部を修理する際の費用相場はどれくらいなのか、補修部位ごとに紹介します。
「棟板金」の補修で多いのが、クギの浮きや、強風による棟板金の外れです。
新しい棟板金に交換するための費用相場は、1平方メートルあたり3,000~5,000円です。
「水切り」は単体で修理することはほとんど無く、別の工事とセットでおこなわれます。
その際の費用相場は、1平方メートルあたり1,000~4,000円です。
「雨どい」の一部だけを修理・交換する場合の費用相場は1~3万円です。
また、経年劣化や破損個所が多い場合は雨どいそのものを交換する必要があります。
その際の費用相場は10~60万円です。
ここからは、「街の屋根やさん」がおこなった棟板金の補修事例と、谷板金の補修事例をそれぞれご紹介します。
「押し入れの天井から雨漏りしている」と連絡を頂いたので、原因を突き止めるべく現地調査に向かいました。
1.雨漏りの原因特定
雨水の通り道になる谷板金に穴が空いているのを確認できました。
瓦のズレや割れも点検しましたが特に問題はなかったので、雨漏りの原因は谷板金の穴で間違いなさそうです。
2.既存の板金・平木の撤去
周囲の瓦を外して既存の板金を撤去すると、下地に使われている「平木」が現れます。
板金同様、腐食した平木をすべて撤去します。
30年以上前に建てられた家の屋根には防水シートが使われていませんので、上の画像のように平木が腐食しやすくなります。
3.腐食した垂木の補修
新しい下地となる平木を施工します。これで下地はおおむね完成しました。
次は雨水が平木に侵入しないように防水シートを施工します。
雨水が瓦の隙間などから侵入しても、ゴム製の防水シートより下の平木や垂木にまで侵入することはありません。
また、防水シートまで到達した雨水は雨どいに排水されるように施工します。
5.新しい板金・瓦棒の施工
新しい板金を施工していきます。軒先部分は形にあわせてその場で加工しました。
最後に瓦棒という瓦を固定するための木を作って完成です。
腐食した平木を撤去すると、「垂木」が現れます。雨水が侵入して垂木も腐食しているのがわかります。垂木は屋根全体を支えているため、腐食すると大変危険です。
1.屋根点検
瓦のズレや割れは確認できませんでしたが、コケが瓦屋根谷部にたくさん生えています。
コケは水分を含んでいるため、コケが生えている部分の板金はサビが発生しやすく、サビによる腐食で穴が空いていました。
2.瓦をめくって既存の下地を撤去
瓦をめくると、上の画像の個所だけ防水シートが施工されておらず屋根の下地がむき出しの状態でした。
雨水の侵入を防ぐための防水シートが施工されていなかったことが、下地を腐らせた原因のようです。
防水シートをめくると腐食していることがわかります。
腐食している部分の下地を撤去します。
3.屋根の下地・防水シートを施工
撤去した部分の下地を新しく作り、今度はしっかりと防水シートを施工していきます。
4.瓦桟・新しい瓦を施工
瓦を置くための瓦桟を作り、新しい瓦を施工して完成です。
傷んでいる瓦が数枚あったので、新しい瓦と差し替えました。
屋根の板金修理は実績がある屋根リフォーム専門の業者におこなってもらいましょう。
「街の屋根やさん鹿児島店」は屋根リフォーム専門のプロフェッショナルが工事をおこなっております。
鹿児島県でNO.1の実績がありますので、雨漏りなどの屋根のトラブルがあればお気軽にご相談ください。
屋根の火災保険での修理方法を知りたい場合は「屋根修理で火災保険を適用する条件や費用、注意点を教えます!」もご確認ください。
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