「唐草といえば模様しか思いつかないけど、屋根のどの部分を指すのだろう?」
「唐草に修理が必要になるのはどんなタイミング?」
当たり前のように暮らしている家でも、細かい建材の名称や役割を知る機会はなかなかないでしょう。
リフォームや修理について調べる中で初めて知る言葉も多いはずです。
しかし、言葉の意味がわからなければ業者の説明を理解しにくくなります。
あらかじめ自分でも勉強しておくと話し合いがスムーズに進むでしょう。
この記事では、唐草と呼ばれる屋根の部位について以下の内容を説明します。
ぜひ屋根修理の下調べに役立ててください。
唐草は家を上から見た時、屋根の外側を囲い込んでいる部分に設置されます。
屋根を雨水から守るため金属でできており、軒先やケラバに取り付けられます。
軒先は屋根を見上げた時に壁から少し出っ張っている場所のことです。
屋根に落ちた雨水を雨樋へ誘導する役割を持っています。
ケラバは軒先がない方向から家を見上げた時に「への字」になっている部分です。
昔の屋根では軒先の瓦に唐草模様をつける習慣があったことから、唐草と呼ばれるようになりました。
唐草には家を雨水から守る役割があります。
「家を雨水から守るのは屋根では?」と思う方もいるでしょう。
たしかにその通りではありますが、屋根だけでは不十分なのです。
水には表面張力があるため、屋根で雨水を受け流そうにも壁をつたってしまいます。
コップの水を注ぐ時に側面をつたってこぼれてしまうのと同じ現象です。
雨水が壁をつたうと、壁のわずかな隙間から水が侵入し、中の建材が腐りやすくなるといった影響があります。
唐草があれば壁をつたう雨水の量が抑えられるため、家の寿命を延ばすことにつながります。
唐草は計量カップの注ぎ口のような役割を持っていると考えてください。
唐草に修理が必要なタイミングは、長年使い続けて劣化した時、強風や地震によって壊れてしまった時です。
唐草は金属でできている丈夫な建材ですが、メンテンナンスフリーにはなりません。
少し錆びているくらいなら大丈夫だろうと考える方もいるでしょう。
しかし、劣化した唐草は壊れやすい状態になっています。
強い台風などの影響を受ければ屋根もろとも大きなダメージを受けてしまいかねません。
唐草の劣化は下から見るだけではわかりにくいものです。
5年に1度くらいを目安に点検してもらうことをおすすめします。
唐草の修理をする時には、守っていただきたいポイントが3つあります。
以上のポイントを意識すれば、屋根修理での失敗を避けられます。
唐草を修理している最中は一時的に屋根の防水性が下がります。
もし修理中に雨が降れば、家は通常以上のダメージを受けてしまうでしょう。
唐草の修理はゆっくり自分のペースで進めるわけにはいかないのです。
また、自分で修理できたとしても問題ない仕上がりにできているかはわかりません。
屋根は私たちの暮らしを守る重要な場所です。
工事費がかかってもプロに依頼するべき場所だといえるでしょう。
業者に修理依頼をする際には、まず見積もり書をもらいます。
見積もり書の書式は業者によって異なり、材料費と工事費が別になっている場合、総額がまとめられている場合があります。
比較する時は、それぞれの費用がどうなっているかまで念入りに確認しましょう。
唐草以外にも、屋根の修理では一般的にあまり知られていない言葉がたくさん出てきます。
よくわからないからと業者に任せてしまう方もいるでしょう。
わからないところは放置せず、納得いくまで確認してください。
自分でもよく理解しておくことで、「こんなはずじゃなかった」といったトラブルを防げます。
唐草は屋根の外側を囲い込んでいる軒先やケラバに取り付けられます。
あまり名前の知られていない建材ではありますが、家を雨水から守るという重要な役割を持っています。
唐草の修理を検討したいタイミングは劣化が進んだ時、壊れた時の2つです。
自分で修理するのは難しく危険なため、無理をせず業者に依頼してください。
また、相談する際にはわからないことを放置せず、納得いくまで説明をお願いしましょう。
屋根修理費用を火災保険で安くする方法もあります。
「屋根修理で火災保険を適用する条件や費用、注意点を教えます!」もチェックしてみてください。
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