「屋根の構造ってどうなっているの?」といった疑問はありませんか。
屋根の構造には様々な部位があり、部位ごとに役割と名前があります。
あなたも屋根の構造を知っておくと工事の際に業者に騙される心配が少なくなります。
この記事では屋根の構造を部位ごとに解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
屋根の部位ごとの名称と役割を知っておくと屋根の構造がイメージしやすくなります。
以下では屋根の部位ごとの特徴を解説します。
一般的な山型をした屋根の内部構造は、5つの部位で作られています。
5つの部位をそれぞれ解説します。
山型をした屋根の構造を総じて「小屋組」と呼びます。
「天井裏」や「屋根裏」と呼ばれている部分は小屋組の内側をさします。
小屋束は、母屋をのせるための土台にあたります。
屋根全体を支える重要な部位のため、接合金物で補強するのが一般的です。
母屋は小屋束の上に、水平にして取り付けます。
母屋は後ほど解説する「垂木」を支える役割があります。
屋根の外周で長手方向に取り付けるのが軒桁です。
また、地面から軒桁までの高さのことを「軒高」といいます。
棟木は屋根の登頂部に地面と水平にして取り付けられた部位のことです。
棟木を取り付けることを「棟上げ」と呼びます。
屋根の下地の構造は3つの部位で作られています。
上記3つを以下で詳しく解説します。
垂木は棟木から軒桁にかけられた、野地板を取り付けるための部位のことです。
垂木が屋根の下地全体を支えているため、雨漏りなどで傷むと大変危険です。
野地板はルーフィングや屋根材を取り付けるための構造用合板のことです。
あまり目にする機会がないため、構造用合板ではなくコンパネやベニヤ板を施工する悪徳業者も存在します。
ルーフィングとは防水シートのことです。
ルーフィングが雨水の侵入を防いでいるため、屋根のなかで特に重要度が高い部位です。
下地に屋根材を取り付けて塗装をおこなうと、屋根の表面が完成します。
仕上げ屋根材の種類と塗装については以下で解説します。
仕上げ屋根材は大きく3つに分けることができます。
屋根の勾配(傾斜角度)や、現在使われている屋根材の種類によって使用できる屋根材が異なります。
塗装は、屋根材に発生するカビやコケ、サビを防止しての耐久性を高める役割があります。
一般的に屋根に使用する塗料は下記の3つです。
もっともグレードが高い「フッ素塗料」は耐久性が高く、耐用年数は8~15年もつとされています。
また、シリコン塗料の耐用年数が6~12年、ウレタン塗料の耐用年数が5~7年です。
屋根の細部にもそれぞれ名前が付けられていますので、以下で1つずつ解説していきます。
破風板は、切妻屋根(山型の屋根)の斜辺に取り付ける板のことです。破風板には雨風を防ぐ役割があります。
鼻隠しは雨どいを取り付けるための土台のことです。
破風板と同じ雨風を防ぐ役割もありますが、屋根の斜辺ではなく長手方向に地面と水平に取り付けます。
雨どいは、屋根に流れる雨水を1箇所に集めて地面に排水するための部材のことです。
円筒型をしており、樹脂製・ガルバリウム鋼板・アルミなど、様々な材質があります。
水切りは、雨水が外壁を伝って建物に侵入するのを防ぐための部材です。
雨どいがない斜辺に取り付けます。
棟板金は、屋根の登頂部に取り付ける山型の板金のことです。
雨水の侵入を防ぎ、熱や湿気を外に逃がす役割があります。
漆喰は、瓦同士の隙間を埋めるための白いセメントのような部材のことです。漆喰は瓦がズレないようにする接着剤の役割があります。
屋根の構造を理解しておくことのメリットが2つあります。
それぞれ以下で解説します。
屋根リフォームは悪徳業者が多く、「高額な施工費用を請求される」、「施工不良で雨漏りを起こす」ということがよくあります。
自身も屋根の構造を知っておくと、悪徳業者に騙される心配が減ります。
屋根の構造や名称を知らないと、見積書の項目に問題があっても指摘することができません。
見積書の項目を読み解いて問題点を指摘できるように、屋根の構造を把握しましょう。
業者に言われるまま工事をおこなうのではなく、自身も屋根の構造を把握しておくことが重要です。
屋根業者の中には相場を大幅に超える金額を請求する詐欺業者も存在します。
適切な費用相場も把握して自身を持って屋根工事を依頼できるようになりましょう。
屋根工事は火災保険で安く済ませることもできます。
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